コガタスズメバチ
冷夏と長雨の影響なのか、夏らしい日が少ないと思っていたら秋の気配が漂いはじめた。
小学生たちをヒロイド原に案内した帰り道、林道を歩いていると一人の小学生が蜂の巣を見つけた。
子どもは本当に目が早い。
林道沿いに植えられた、高さ14~15mほどのスギの木の枝にバレーボールくらいの大きさのスズメバチの巣がかけられていた。
コガタスズメバチの巣だ。
コガタスズメバチは、スズメバチの仲間の中では中くらいの大きさの蜂で、躰の模様などは凶暴なオオスズメバチによく似ているが、樹上に巣を作ることや、大きさがやや小振りなことなどで区別することができる。
性格もキイロスズメバチやオオスズメバチに較べれば温厚なのだが、庭木などにも巣を作るため、剪定中に巣の存在に気づかずに触れてしまい刺される事故が多発している。
秋に入ると、スズメバチたちの攻撃性が増すので注意が必要だ。
といっても、スズメバチは人間を食うために積極的に攻撃を加えてくるわけではないので、あまり神経質になる必要はない。
スズメバチが近づいてきたときには、眼球を刺されないように目を伏せ、ゆっくりとしゃがんでやり過ごすのが一番だ。
20090804 コガタスズメバチの巣(友好の森)
NIKON D90 70-300
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