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2009年9月11日 (金)

オオルリボシヤンマ

20090911ooruribosiyannma

夏の初めにヨツボシトンボを見つけた溜め池に再度足を運んだ。

つい2週間ほど前までは、キイトトンボがフワフワと浮遊し、ギンヤンマが滑るように翔びまわっていたのに、この溜め池に集まるトンボがすっかり変わっていた。
種類までは判別できなかったが、青い体色のイトトンボが多く目につく中で、一匹の大きな雄トンボが池の上を巡回していた。

他の種類のトンボには寛容なのだが、同種の雄が近づくと猛烈な勢いで追い払いにかかる。
いったいどれほどのスピードが出ているのか、ホバリングの状態からいきなり猛スピードでスクランブルをかける。
しばらく追い回して、侵入者があきらめると、また池の上空に戻ってきて待機している。

肉眼で見たときには自信が持てなかったのだが、写真に収めて確認をしたら、ヤンマ科の“オオルリボシヤンマ”であることが分かった。
尻尾にある瑠璃色の斑が特徴である。

北海道から九州までの広い範囲に棲息するが、山地や丘陵地の池で卵から幼虫(ヤゴ)の時期を過ごす。
卵から幼虫までに2年間をかけるトンボなので、水位の安定した池が無ければ棲息は不可能だ。

また、池の傍で雌を射止めた雄は、雌を森林の中に誘い交尾をする。
そのため、池の周囲に森林(やま)が存在することも、このトンボの棲息には不可欠だ。

溜め池と森林の双方を必要とするトンボなのだ。

20090905 巡回中のオオルリボシヤンマ(中野地区)
NIKON D300 70-300

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