ナガメ
後山の山裾を歩いていると、黒とオレンジに塗り分けられた鮮やかなデザインのカメムシが目にとまった。
まるで熱帯地方の昆虫のような配色だ。
このカメムシの名は“ナガメ”という。
漢字で書くと“菜亀”。
読んで字のごとく、「菜の花につく亀虫(カメムシ)」という意味である。
名前のとおり、野生種ではイヌガラシやタネツケバナ、栽培品種ではダイコン、キャベツ、ナタネなどの、いずれもアブラナ科の植物で吸汁する。
ところが、この日はどうした訳か野生のミツバの蕾にとまっていた。
セリ科の植物であるミツバにどうしてナガメがいたのだろうか。
秋の訪れとともに、アブラナ科の植物が減り、仕方なくミツバにやって来たのか。
それとも、何か別の理由があったのだろうか。
本当のところはナガメに訊ねるしかない。
ところで、このナガメ、向きを変えてみると何かに見えてこないだろうか。
以前から思っていたのだが、筋骨隆々とした巨漢が通せん坊をしているように見えるのは私だけだろうか。
まるで「俺を倒してから行け」と行く手を阻んでいるように見えて仕方がない。
20091011 ナガメ(生品地区)
NIKON D300 105MICRO
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コメント
バベルさん
はじめまして!
コメントありがとうございました。
“人面カメムシ”というより“人体カメムシ”でしょうか!
投稿: くま | 2009年10月19日 (月) 22時28分
筋骨隆々にも見えますが
日本にもいたんだね人面カメムシって感じ
こちらもどうぞ
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/kawamura0199/61144573.html
投稿: バベル | 2009年10月19日 (月) 21時39分