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2009年10月13日 (火)

ばか

20091013baka002_2この季節、野山を歩き回った後で、ズボンの裾や靴ヒモなどに目をやると、草の種子がびっしりと着いている。

その数も、種類も実に多い。
そして、種子が服などに着く仕組みも様々で、北川尚史氏が監修した『ひっつきむしの図鑑 』(トンボ出版)では、①堅いフック型、②柔らかいフック型、③逆さトゲ型、④イカリ状のトゲ型、⑤ヘアピン型、⑥粘液型の6種類に分類している。

これらは、もちろん動物の毛に付着して自生域を拡げようとする植物の繁殖戦略なのだが、進化の過程で如何にしてこのような仕組みをもつに至ったのかとても不思議なことである。

こうした植物の仕組みに興味をもった人は海外にも居たようで、ジョルジュ・デ・マエストラルというスイス人は、犬の毛や服に付着した野生のゴボウの実を観察し“面ファスナー(通称:マジックテープ)”を開発したのだという。

良くも悪くも生活に密着したものには多彩な名称が付けられるものである。
こうした植物の種子にも地域ごとに様々な呼び名がある。

ばか(北海道、東北、北陸、関東地方)、ひっつきむし(東北、関東、東海、近畿、四国、中国地方)、どろぼう(東北、北陸、関東、東海、近畿地方)、等々が代表だが、その他にも実に様々ある。

わが川場村では、もっぱら“ばか”と呼ばれる。
野原で遊んだ子どもが帰宅すると「ばか付けて帰ってきた」と叱られた。

下の写真にも、様々な“ばか”が付着している。
ナポレオンの帽子のような形の大きな種はヌスビトハギ。
弾けたクラッカーのような形のものはキンミズヒキ。
細く長い毛を付けているのはチカラシバやチヂミザサ。
クリップのような形はヒナタノイノコズチ。

それぞれに付着するための工夫も様々で面白い。

そういえば、「ばかだなあ~」ってよく言われたなあ~

20091013baka001

20091011 様々な“ばか”
NIKON D300 105MICRO

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コメント

Berryさん!
こんにちは!

そうですか、アーク君は“ばかだらけ”ですか ( ´艸`)プププ
実は私、小学生頃まで“あーくん”と呼ばれておりました。
“アーク君”と“あーくん”どこかで親近感を覚えておりましたが…
“ばか”つながりでしたか…
こちらの方は食べはしませんけどね。

投稿: くま | 2009年10月14日 (水) 15時23分

まいにちばかだらけのがいます。
うちのアーク君です。
でもさすが元?野生動物 笑
何時間かほっとくと、きれいに取れていますshine

いや、たまに食べてるけどhappy02

投稿: Berry | 2009年10月14日 (水) 15時03分

ごんさん!
こんにちは!

普通の人が日常生活では歩かないような所を歩いてきた証拠に服や靴に種子が着いているという意味で、“ばか”とか“どろぼう”というのではないかというのが一般的な解釈のようですよ。
つまり、ご指摘のように、着けてる人間に向けられた呼び名だということです。
秋になると、マムシも攻撃性を増すと言いますから、マムシが居そうな草むらに脚を踏み入れるなという戒めかもしれませんね。

投稿: くま | 2009年10月14日 (水) 14時19分

あいつら「ばか」と呼ばれているのですね。
「どろぼう」は何となくわかる気がするけど、なぜ「ばか」なのでしょう。
もしや、付けてる人間側に向けられている呼び名?!

投稿: ごん | 2009年10月14日 (水) 00時32分

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