かまぎっちょ
川場村では、11月に入るなり初雪を迎えたが、“かまぎっちょ”は無事冬眠することができただろうか。
“かまぎっちょ”とは、ニホンカナヘビを指す川場村の方言である。
日本固有種で、全国に分布し、一般に馴染み深いことから様々な呼び名で呼ばれているようだ。
ペロちゃん、カガミッチョ、カガメッチョ、カナゲッチョ、カナチョロ、カナメッチョ、カナンチョ、カネチョロ、カマゲッチョ、カラメッチョ、チョロカゲ、トカゲ等々、地域や年代によって多様に呼ばれ、親しまれてきた。
“カナヘビ”とは“愛蛇”の読みで、文字どおり“可愛らしい蛇”という説もあるようだが、定かではない。
また、学名の“Takydromus tachydromoides ”は、以前に紹介したシュレーゲルアオガエルの命名者と同一人物であるヘルマン・シュレーゲルによって1838年に名付けられた。
彼は、シーボルトが日本で採取した脊椎動物を調べ、その成果を“Fauna Japonica(日本動物誌)”にまとめ刊行した人物である。
敵に襲われると、自ら尾を切断(自切)して逃げる姿は、気味悪がる人もあり、面白がる人もいる。
20091017 日向ぼっこをする“かまぎっちょ”(中野地区)
NIKON D90 70-300
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