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2009年12月 3日 (木)

ミヤマガマズミの赤い実

20091203miyamagamazumi

ミヤマガマズミはスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木。
真っ赤に熟す実は、冬の森林(やま)に鮮やかな彩りを添えてくれる。

ミヤマガマズミの名はガマズミに似ることから“深山”を冠しているのだが、とくに山深いところにあるわけではない。

ガマズミの由来については、諸説あるようだが、冬に熟した実は疲労回復や利尿作用などの薬効があり、“神様の実”という意味で“神つ実”といったという説と、材を鎌などの柄に供したことから“カマ”、そして実から染料を得たというので“染実(ズミ)”、これらが融合して“ガマズミ”になったという両説が有力なようだ。
後者については“染実”ではなく、酸っぱい実という意味で“酸実(ズミ)”だとする説もある。

完熟するまでは、若干の渋みだけが目立つ不味い実であるが、完熟すると酸味を伴った甘い味に変わる。
この実を採って果実酒をつくったり、ジャムをつくったりするのも楽しいものだ。
味わいたければ、野鳥やサル、テン、ハクビシン、そしてツキノワグマなどの野生動物と競争である。

ところで、このミヤマガマズミが属する“ガマズミ属”は、世界中の亜熱帯から温帯にかけて分布を広げており、約150種が確認されている。
わが国に自生するのは、この内の15種ほど。

比較的温かな気候を好むグループの樹木が川場村の冬を彩ってくれているというのも興味深いことである。

20091120 ミヤマガマズミの赤い実(谷地地区)
NIKON D90 70-300

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