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2009年12月18日 (金)

冬を乗り切るために

20091218sikanohuyu

今日も、昨日に引き続き、川場村では結構な降雪があったようだ。
自然に関わる仕事をしていると、森林(やま)の天気がどうしても気になってしまう。

もちろん、私の仕事などは、雨が降ろうが、雪が降ろうが、楽しんでしまえばよいのだから、気楽なものである。
いや、それどころか、雪が降ったという情報が入ると、年甲斐もなくワクワクしてしまうほどだ。

農業や林業の関係者ではこうはいかない。
天候は、直接に彼らの生活に影響を与えるのだからあたりまえである。

今年は、暖冬であるとの長期予報が発表されているが、実際のところどうなのだろうか。

昨日・今日と積雪をみているし、まだまだ分からないが、少なくとも青草が例年よりも遅くまで繁っていたことは確かである。

以前にもお知らせしたように、秋口から晩秋にかけての雄シカは、パートナーの争奪戦に全力を尽くし、この間に体重を20~25%も減じるという。
恋のシーズンを終えた彼らにとって、厳冬期を迎えるために必死で餌を漁っている最中である。
この時期に、比較的豊富な餌があるということは、冬を乗り切る体力もつき、胎児の成長も良いことが想像できる。

感情的には、シカ達が無事に冬を乗り切って、可愛らしいバンビを見せてくれることを期待したいのだが、個体数が増えれば、春以降の農産物被害なども拡大する可能性がある。

被害が深刻化する前に、なんとか共存の途を見つけたいと思っている。
明日からの2日間は、野生鳥獣の生息状況の調査と、地域住民の野生鳥獣に関する意識調査のために川場村にお邪魔する。
晩には、農家の若手に集まってもらい、一杯傾けながら色々とヒントを戴く予定でいる。

20091211 草をはむニホンジカの雄(ヒロイド原)
自動撮影装置

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コメント

こにタンさん!
こんばんは!

川場村から帰還いたしました。
19・20日と、スキッとした晴天に恵まれ、カモシカやムササビ、タヌキなどにも出遭うことができました。

ワイルドライフマネジメントについては、本当に悩みます。
おっしゃるとおり、神の領域に立ち入るような怖さを常に感じています。
短絡的で、対症療法的な判断に陥らないように気を付けたいものです。

投稿: くま | 2009年12月20日 (日) 22時48分

川場村は、今日も雪だったでしょうね。
前橋も寒いです。

野生動物とヒトの共存、重要かつ難しいテーマですね。
野生動物のマネジメントは本来神様のやっていた仕事ですから
それを人間がやるのが大変なのは当たり前のことなのかも知れませんが・・・
科学的な正しさに加えて、そこに暮らす人達の“気持ち”というのも重要な要素ですよね。
くま先生のように“現場”を大切にする研究者の活躍に期待しています(^^)

投稿: こにタン | 2009年12月19日 (土) 21時04分

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