くるい咲き
一週間ほど前にヒロイド原を散歩していると、すっかり枯れ葉色に染まった新植地で可愛らしい花を見つけた。
本来は春の花であるタチツボスミレだ。
辺りを見まわしても、この一株以外に花をつけている個体はない。
こうしたことは植物の世界にはままあることで“くるい咲き”といわれている。
ごくごく局所的な気候の変化を専門用語では“ミクロ・クリマ(微気候)”というが、気候の変化以外にも様々な偶然が重なって、このスミレは春が来たのだと勘違いをしたのだろう。
もしこれが、もっと広範囲にわたって、多くの個体がこの季節に花を咲かせるようならば注意が必要だ。
深刻な気候変動や異常気象の可能性を疑う必要があるからだ。
20091120 タチツボスミレのくるい咲き(ヒロイド原)
NIKON D300 105MICRO
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