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2010年1月 6日 (水)

野生動物を見せる

20100106esaba

既にお知らせしたように、昨年末の12月26日から29日までは、子ども達を対象とした森林(やま)づくりの教室を開催した。
その教室で、子ども達に野生動物がすぐ傍まで、そして日常的にやってきていることを伝えたくて、ある仕掛けをしておいた。

教室開催のちょうど一週間前に、自動撮影装置を宿泊施設(なかのビレジ)の外構に仕掛けておいたのだ。

そして、ドキドキしながら迎えた教室の初日。
子ども達と散策に出かけたついでに、このカメラが記録してくれているであろう撮影データをチェックした。

野生の動物を餌付けたくはないので、いつもならしないことなのだが、このカメラの前にはハムとウィンナー、そして果物などを置き、動物たちを誘っておいた。

子ども達とチェックすると、ハシブトガラスしか写っていない。
がっかりである。

動物の足跡などから、ここならば何かしらの野生動物が写ってくれているはず。
そんな見込みも肩すかしをくってしまった。
けれど、子ども達には、人が利用する施設の傍だからカラスがいることなどを教え、そのまま継続して記録を重ねることにしてその場を離れた。

2日が経ち、翌日はいよいよ帰宅の日というギリギリまで待って、もう一度カメラの確認に出かけた。
なにも写っていなければがっかりなので、今度は私一人。
おそるおそる近づいてみると、餌として置いた果物などがすっかり無くなっている。
カラスにやられたな、と思いながらもデータをチェックしてみると、なんとタヌキのペアーが記録されていた。

その晩の報告会では、早速この画像を中心に、他のデータも織り交ぜながら森林の動物たちの話をすることができた。

森林(やま)の動物たちは、とても臆病なのでなかなか肉眼で見ることはできないが、確かに息づいているのだということ。
そして、姿を見ることができない動物の存在を知り、彼らを護ることを真剣に考えなければ森林(やま)づくりは達成できないのだということを伝えたかった。

20091224~28餌場に来た動物たち(なかのビレジ外構)
自動撮影装置

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コメント

くろださん!
こんばんは!

毎日自分たちが遊んでいた場所にタヌキが来ていたことを知って、びっくりする子や、感激する子、歓声を上げる子など様々でした。
もちろん、こどもによって反応は違ってあたりまえ、でも、タヌキを通じて川場の動物たちがグッと身近に、リアルな存在になったことは共通点だったのではないかと思っています。

厚木の農大キャンパス。
実は足を踏み入れたことがありません。
キャンパスになる前の畜産農場の頃は時々出かけていたのですが…

川場の自然はやはり宝物ですね!

投稿: くま | 2010年1月 7日 (木) 23時38分

くまさん、こんばんわ~

たぬきペア、最高のタイミングで登場ですね!
森林の動物達の話を、子ども達はどんな表情できいていたのかな~?

実は、昨日厚木の農大を散歩…ぼうさいの丘で遊んでいる子ども達を見ていて、つくづく川場の里山で遊ばせたいな~と思ってしまいました。

投稿: くろだ | 2010年1月 7日 (木) 23時28分

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