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2010年2月の15件の記事

2010年2月26日 (金)

森の王者クマタカ

20100226kumataka

雪の中を散策していると、頭上に何かの気配があった。
仰ぎ見ると、幅広の翼をもち、細かい鷹斑をもった猛禽が悠然と旋回している。

両翼を拡げた翼開長は150cmほど、人間の大人が両腕を拡げたほどの大きさをもつ、わが国最大級の猛禽、クマタカである。

クマタカは国内の推定個体数も900~1000羽といわれ、国のレッドデータリストでは“絶滅危惧Ⅰ類”に、群馬県では“絶滅危惧ⅠB類”に指定されている希少種であり、国の天然記念物にも指定されている。

見通しの良くない森林を主な狩り場とするため、生態に関する詳細な情報もあまり無いようだが、東北地方では鷹狩りに用いられるなど、人間との関係の深い野鳥でもある。

ノウサギやムササビ、タヌキなどを狩る他、オオタカなどの他の猛禽類なども獲物とする。
観察例は多くはないようだが、ニホンザルまでも襲うそうだ。

クマタカは漢字で書くと“熊鷹”または“角鷹”。
“クマ”は、動植物を問わず、わが国では大型のものに冠される言葉なので、大型の鷹という、まさに名は体を表す命名である。

鷹と鷲の生物学上の明確な区別はなく、比較的小型のものを“鷹”、大型のものを“鷲”と呼ぶことが多く、その伝でいけば、本種はまさに鷲なのであるが、翼他に見られる斑紋を“鷹斑(たかふ)”といい、この鷹斑が明瞭であることから“鷹”の名を持つと考えられている。

本種のように、生態系の頂点に君臨する種を生物学では“アンブレラ種”と呼ぶが、逆に言えば、先述のような様々な生物の棲息があって初めてその存在が許される種なのである。
クマタカが見られる森林が、如何に豊かであるかという証明でもあるのだが、これからも彼らの存在を永く保証するためには、単発的・刹那的な自然保護ではなく、豊かな自然をまるごと護っていく必要がある。

20100221 悠然と飛ぶクマタカ
NIKON D300 70-300

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2010年2月25日 (木)

ちいさな春

20100225haru1

谷地地区にある“遠堂の岩観音”を訪ねると、まるで観音様達のために暖かい場所を用意したかのように、一足早く春の香りを感じることができた。

20100225haru2_2ここには、“岩観音”と呼ばれる磨崖仏を中心に幾体もの道祖神が配されている。

そのうちの一体の足下に目を遣ると、フクジュソウとフキノトウが顔を出していた。

フクジュソウは沢山の蕾に混じって花も咲いていたし、フキノトウはまだ咲いてはいないものの、雪の下でゆっくり育ってきた蕾がほころび始めていた。

冬は冬で良さがある。
冬の森林(やま)に出遭うために、今年も何度も川場村を訪れた。
20100225haru3_2
それでもやはり、春の訪れには頬がゆるむ。

そろそろ、キノコの駒打ちや植林の支度を始めなくてはならない。

20100221 春の訪れ(谷地地区)
RICOH GR DIGITALⅡ

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2010年2月24日 (水)

ロッジ岩田渡さん

20100224iwatado

2月20日の土曜日は“ロッジ岩田渡”さんに宿泊させていただいた。

利根川の源流の一つである薄根川のほとりに建つ民宿だ。
際立った観光資源を長い間もたなかった川場村に宿泊施設が出来たのは、そう昔のことではない。
30年ほど前に、この“岩田渡”さんが、村内第1号の宿泊施設としてオープンしたのだそうだ。

合宿や渓流釣り、スキーなどのお客さんを中心に人気の宿だ。

もの静かで心配りの優しいご主人と、元気で朗らかな女将さんがこの民宿の魅力で、リピーターも多いと聞いていたが、私もいっぺんでファンになってしまった。

美味しい料理と岩風呂が、心も身体も休めてくれた。

ロッジ岩田渡(いわたど)◇
群馬県利根郡川場村大字谷地
2437
TEL 0278-52-2068
FAX 0278-52-2625
 

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理解できない

20100224hunnpannmono1

村はずれの山裾に、墓地と磨崖仏が隣り合う静かな空間がある。

背後には豊かな森林があり、眼前には数百年も営々と継がれてきたであろう田園風景がひろがっている。

人々の営為と自然が織りなすここの風景が大好きで、時間があると訪れるようにしている場所だ。

この場所で、一種異様な光景が目に入った。

赤と白の派手な色が農村の景観を損ねている。

オリエンテーリングの常設コースに設置される金属製のポストなのだが、この傍若無人ぶりが、どうしても鼻につく。

オリエンテーリングというスポーツ自体を非難するつもりは毛頭ないが、このポストだけはいただけない。

20100224hunnpannmono2 そしてさらに、ポストの下部には左の写真のような掲示までされている。

“オリエンティア”というのは、おそらくオリエンテーリングの競技者を指す言葉なのだろうが、“自然保護の監視役”だというから驚いた。
“自然保護”を“監視”するという意味すら理解不能だが、自然保護を実践する者ではなく、監視する者を標榜しているのだとしたら、“オリエンティア”という人々はどのような存在なのだろうか。

土地土地の景観は、風土と歴史が生み出したかけがえのない美である。

せめて、競技時以外はカバーを掛けるとか、三脚のような物で競技時にのみポストを設置するとか、なんらかの配慮が出来ないものだろうか。

20100221 オリエンテーリングのポスト
RICOH GR DIGITALⅡ

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2010年2月22日 (月)

ルリビタキ

20100221ruribitaki

今日の川場村は、晴天が続いたおかげで雪が硬く締まり、スノーシューを履かなくても、それほど足を潜らせることもなく雪面の散歩を楽しむことが出来た。
そのうえ、ほぼ無風で、歩いていると寒さを感じないで済むほどだった。

自動撮影装置の電池を交換し、撮影データを回収していると、スズメほどの大きさの小鳥がすぐ目の前の木の枝にとまった。

ジョウビタキの雌かと思ってカメラを向け、ファインダー越しに覗いてみると、背の色もオリーブがかっているし、羽の付け根辺りに薄橙色も見える。

ルリビタキのようだ。

ルリビタキの雄は、孵化後4~5年ほど経つと、その名のとおり、腹側を残してほぼ全身を目の覚めるような鮮やかな瑠璃色に染めるが、雌やまだ若い個体は、写真のようなオリーブ褐色である。

主に昆虫類や木の実などを食べる、雑食性の小鳥だ。

20100221 ルリビタキ(ヒロイド原)
NIKON D300 70-300

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2010年2月19日 (金)

吹雪の翌朝

20100218huyugesiki_2

大雪が降った翌朝、ヒロイド原を散歩した。

前の晩の雪が少し湿り気をもっていて、さらに一晩中、強い風が吹き付けていたのだろう。
広葉樹の灌木が茂るとっておきのポイントに足を延ばすと、どの木の枝も真っ白な雪をまとっていた。

まだ誰も、動物さえ通っていない新雪を踏みながら、ときどき空を見上げると、こんな景色が目に飛び込んでくる。

もう長い間、毎月のように訪れている場所なのに、全く違った幻想的な顔を見せてくれていた。

深く息を吸い込んだら、なんだか元気がわいてきた。

20100207 雪化粧(ヒロイド原)
RICOH GR DIGITALⅡ

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2010年2月18日 (木)

ノウサギの足跡

20100217asiato

ちょっと暗い画像だが、ノウサギの足跡の付き方がよく分かる一枚だ。

前足と、後ろ足、どちらを先につくのかと言われると、卵と鶏のようなもので答えに窮するのだが、立ち止まっているときには、かんじきのように大きな後ろ足で躰を支えていて、その後ろ足で地面を蹴って動き始める。
そして、動き始めて最初に地面に付けるのは前足なのである。

前足は、二本を前後に揃えて申し訳程度につき、その間に、ちょうど跳び箱の開脚跳びの要領で後ろ足が前足を外側から追い越していく。
そして、次の一歩のために、両足を左右に開いてしっかりと地面を蹴るのだ。

跳んで走るノウサギの姿と、後ろに残された足跡が一枚の写真に写ることはなかなかないので貴重な一枚だと思う。

ところで、ウサギの足の裏には、肉球が隠れるくらいにびっしりと毛が生えている。
この毛は、滑り止めの機能を持っていて、ウサギが雪の上でも猛スピードで走るための工夫なのだ。

狩られる側の動物であるのに、そう多産ではないウサギは、情報収集のために耳を大きくしたり、雪に沈み込まないように後ろ脚を大きくしたり、そして足の裏に毛を生やしたりと躰中に、これでもかというほど工夫を凝らしている。

肉眼でノウサギをみるチャンスはほとんど無いが、雪の上に残された足跡を見てウサギの行動を推測するのも楽しいものである。

20100205 走るノウサギ(ヒロイド原)
自動撮影装置

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2010年2月17日 (水)

疥癬症のタヌキ

20100216kaisen_2

後山に設置してある自動撮影装置には、実に多くのタヌキが記録され続けている。
頻度・個体数ともにとても多い。

最近、気になっていることは、ときどき疥癬症(皮膚病)の個体が写しとられることだ。

地域によっては、 かなり多くの個体が同様の症状を示しているというし、あまりの痒さに異常行動を見せる個体も観察されているようだ。

疥癬症は、伝染性の皮膚病であるようなので、条件が悪ければ蔓延する危険性もある。

上の写真が、疥癬症にかかった個体、下の写真は健康な個体である。

様々な動物がいて初めて、森林全体の健全性を保つことができる。
もし、川場村からタヌキがいなくなったとしたら、どのようなことになるのだろうか。

ネズミが大繁殖し、農作物を食い荒らすことになるかもしれない。

多くの生物が棲む、川場村の森林(やま)を守り育てることが大切だ。
たゆまず記録をとり、出来ることを焦らずに実行することが森林づくりには欠かすことができない。

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2010年2月14日 (日)

西洋かんじき

20100214snowshue

森林(やま)で遊ぶときには、夏でも冬でも、基本的には、靴底にスパイクの付いた長靴を愛用している。

苔生した川底の岩で滑ることもなく、樹皮を剥いだばかりのヌルヌルとする丸太の上に立つときにも安心だし、凍った路面ですってんころりんということもない。
スパイク付きの長靴は、森林(やま)遊びの強い味方である。

それほど高価なものでもない。
確か3000~4000円くらいの買値だったと思う。
それをもう10年ちかく履き続けている。

しかし、何に対しても、そんなに万能を期待するものではない。
やわらかい雪が積もった森林(やま))を行くには、長靴では限界がある。
一歩踏み出すごとに、足がズボズボと雪に沈み込んでしまい、ひどいときには身動きができなくなってしまう。
腹の突き出た中年のおっさんの場合、その傾向が顕著なのだから困ってしまう。

そんなときの強い味方が“スノーシュー(西洋かんじき)”である。
スノーシューやスキーを装着していない“ツボ足”では、腿まで潜ってしまうような新雪でも、せいぜい膝くらいまでで切り抜けることができる。

原理は極めて簡単で、設置面積を稼いでいるだけなのだが、なかなかの優れものである。

わが国でも“かんじき”と呼ばれる伝統的な雪中歩行用具がある。
エゴノキやサルナシ、クロモジ、タケなど、様々な素材が利用され、その土地土地の雪の量や質、斜面の緩急などで多様な形態のものが利用されてきた。

“かんじき”に較べるとスノーシューは、圧倒的に重たいし、極寒の中では手に冷たいのだが、装着したときの沈み込みの小ささと、装着のしやすさではこちらに軍配が上がる。

川場村にも、まだ“かんじき”の作り方を憶えている人がいることだろう。
近いうちに、川場バージョンの“かんじき”づくりに挑戦してみたい。

20100207 スノーシュー(友好の森)
RICOH GR DIGITALⅡ

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2010年2月13日 (土)

同じ道を往くものたち

20100213iroiro

昨年の夏から、ある集落と後山とが接する地点にカメラ(自動撮影装置)を設置させていただいている。
カメラから民家までの距離は、ほんの30m程である。

カメラを設置してから7ヶ月ばかりの間に280カットもの記録がなされたからびっくりだ。
後山には、他にも数台のカメラを仕掛けてあるが、どのカメラも、ここに較べれば民家から遠いところに設置してあるのに、ここのカメラの記録が突出して多いのである。

ここの記録を丹念に見ていくと、人と野生動物との距離について考えさせられる。

スクーターが通り、飼い猫や犬が歩き、人間も利用しているその道を、アナグマ、ニホンカモシカ、ノウサギ、タヌキ、キツネ、テンも利用している。

同じ道を利用しているのだから、物理的には、人と野生動物との距離は小さいのだが、近隣の住民達の多くは、昼夜を問わずこれほどたくさんの動物たちが目と鼻の先まで出てきていることに気付いてはいないだろう。
つまり、物理的には近くとも、感覚的には遠い存在なのである。

川場村における、人と野生動物の共存の途を探るために、こうした記録を活用していきたいと考えている。

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2010年2月11日 (木)

季節外れのランデブー

20100211anaguma

昨年の記事を見ていたら、2月14日にアナグマが冬眠から目覚めたという記事が目についた。

アナグマは、他の動物たちよりも早く、川場村では11月中には冬眠に入っているらしいことが、これまでの調査から見えてきた。

2月14日という、昨年の目覚めが通常の行動なのか、昨今の異常気象の影響を受けたものなのか、簡単には答えを出すことはできないが、不思議な冬眠期間である。

11月中に冬眠に入るということについては、アナグマが他の冬眠をする動物に較べて、寒がりであるとか、積雪が苦手であるから、という説明もできそうだ。
けれども、2月の中旬に冬眠から目覚めることを考えあわせると、寒さに弱いとか、雪が苦手だとかいう説明は説得力を失ってしまう。

言わずもがなであるが、2月中旬といえば、一年のうちでも最も気温が低い時期であるし、4月の頭くらいまでは降雪・積雪を見ることが多い川場村なのである。

とすると、ヤマネのように仮死状態になっての冬眠ではなく、冬季であっても暖かい日には起き出して活動するようなタイプの冬眠なのかもしれない。
たまたま起き出したところを記録されてしまったという可能性も考えられるということだ。

ところで、上の写真は、昨年末の12月14日に自動撮影装置が捉えたペアーのアナグマである。
この写真を確認した際には、「ん?こんな時期にまだ冬眠に入っていないの??」と思ったのだが、先述の状況と同様に、一度冬眠に入ったものが、たまさか起き出してきたということも考えられる。

自然を護りたい、大切にしたいと考えていると、何でもかんでも“温暖化”とか“異常気象”のせいにして、人々の危機感を煽りたくなってしまうものだが、冷静に真実を見極めていきたいものである。

20091214 季節外れに出歩くアナグマ(後山)
自動撮影装置

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積雪期の行動

20100212yukigesiki

夜半には横殴りの風が吹いていたのだろう。
やや湿り気を含んだ雪が、強風によって運ばれ、立木の幹を真っ白に化粧していた。
まだ誰も踏みつけていない新雪の林間を歩き、約1ヶ月半の間、放ったらかしにしてしまっていた自動撮影装置を見てまわった。

自動撮影装置は、頼もしい味方である。
かなりの数の記録を残しておいてくれていた。

写真のホンドギツネの他にも、ニホンジカやイノシシ、テン、ノウサギ、カモシカ、タヌキなど、多くの動物たちが記録されていた。

これまでの記録を再確認していて、あることに気が付いた。
動物たちも、やはり雪を苦手としているようだということである。

いきなり雪が降ると、2~3日はじっとして降雪をやり過ごそうとしているように思える。
というのも、そういったときには、自動撮影装置の記録がパッタリと途絶えるのである。
しかし、辺りが一面の銀世界に変わると、冬眠という術をもたない動物たちは、自らの体温を維持し、生命を繋ぐために活動を再開する。
一端、白銀の世界が訪れた後は、降雪中にも彼らが記録され始めるのだ。

彼らのこうした生理や生態を理解しなければ、彼らに保護の手をさしのべることも、彼らによる農林産物の被害を最小限に抑えることもままならない。
今年も、丹念な記録を続けていきたい。

上:20100207 雪の友好の森
RICOH GR DIGITALⅡ
下:20091230 ホンドギツネ(ヒロイド原)
自動撮影装置

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2010年2月10日 (水)

大雪の中で

20100209post2月7日の日曜日、朝起きると、まだ雪が降り続けていた。

なかのビレジの入口にあるレトロな郵便ポストも雪の帽子をかぶっていた。
一晩でこれだけの雪が積もったのである。

川場村のある利根沼田地域では、5年ぶりの大雪だったそうだ。

村内各所に設置してある自動撮影装置のデータ回収が、この日の重要な仕事だったのだが、この大雪でどうしようかと迷ってしまった。

宿の布団の中でぬくぬくしながら、窓の外の雪景色を楽しむというのも、抗しがたい魅力がある。

でも、自動撮影装置の電池も交換しなければ、そろそろ切れる頃だし。

結局、スノーシューを履いて何ヶ所かをまわることにした。

20100209rasseruヒロイド原に着くと、スノーシューを履いていても40~50cmも足が潜ってしまう。

ぱっと晴れたり、吹雪いたりを繰り返す天気の中でラッセルを続けた。

いつもの何倍もの時間がかかってしまったが、久しぶりの気持ちの良い疲労感が嬉しかった。

上:20100207 雪帽子の郵便ポスト
NIKON D90 50
下:20100207 ヒロイド原でラッセル
NIKON D300 70-300 

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2010年2月 8日 (月)

2010初川場

20100208kannetu

ようやく、私の川場村詣での年が明けました。

2月6日の昼過ぎに東京を出発し、いつものように、中央道・圏央道・関越道と乗り継ぎながら川場村を目指しました。

この日の東京・埼玉は、すきっとした青空がひろがり、気持ちのよい天気でしたが、関越道を北上するに従って、眼前にひろがる景色が段々と変わり、車のルームミラーから覗く後方の景色は晴天、フロントガラス越しに見る景色は暗い雪雲に覆われてきました。

渋川ICを過ぎた頃から小雪が舞い始め、赤城SA以降はチェーン規制がかかるほどの大雪。

年甲斐もなく、心の中では“雪だ!雪だ!”とはしゃぎながらの川場入りとなりました。

川場村へは、なんと1ヶ月半もご無沙汰をしてしまいました。
1ヶ月半といえば、1年の8分の1にあたります。
今年の川場を既に8分の1も逃してしまいましたが、これから巻き返しをはかりたいと思っています。

今年のテーマは“楽しもう2010!”です!

2010206 今年初の川場行き
RICOH GR DIGITALⅡ

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2010年2月 2日 (火)

カモシカによる事故

20100202kamosika

これまでも何度もお知らせしているように、川場村でニホンカモシカが個体数を増加させているのは間違いのないところであろう。

20年間、川場村に通いながら、カモシカに出遭うことはそう度々あるものでは無かったのに、一昨年くらいから急に頻繁に出遭うようになってきた。
昨年などは、何回出遭ったか分からないほどだ。

本日(2月2日)付けの報道各社による配信で、老夫婦がカモシカに襲われたというニュースが流れた。

午前2時頃、福島県喜多方市の山間の集落で、飼い犬が吠えるのを聞いた76歳の男性が家の外に出てみると、玄関先にいた一頭のカモシカにいきなり角で突かれ、夫の声を聴いた妻(73歳)が外に出たところ、妻も被害にあった。
夫妻は脚に怪我を負い病院に運ばれたが、命に別状はないという。

カモシカは元来おとなしい動物で、人を襲うといったニュースはほとんど聞かないのだが、どのような状況で今回のような事故が起きてしまったのだろうか。
推測に過ぎないが、敷地内に迷い込んだカモシカが、犬に吠えかかられ、さらに突然人間が現れたことでパニックを起こしてしまったのではないだろうか。

怪我をされた夫妻には大変気の毒だが、ごくごく稀なケースなのだと思う。しかしながら、個体数を増加させつつあるなかでは、こうした事故情報に触れる機会も増えてしまうのかもしれない。

しかし、だからこそ、徒に過敏に、そして科学的な根拠もなく危険視して、短絡的で、その場凌ぎの結論を社会が出さないための行動を起こしたい。

写真は、昨年末に後山で出遭った一頭だが、川場村が野生動物と人間とが共存する先進事例になるような努力を重ねたいものだ。

20091219 ニホンカモシカ(後山)
NIKON D300 70-300

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