« 季節外れのランデブー | トップページ | 西洋かんじき »

2010年2月13日 (土)

同じ道を往くものたち

20100213iroiro

昨年の夏から、ある集落と後山とが接する地点にカメラ(自動撮影装置)を設置させていただいている。
カメラから民家までの距離は、ほんの30m程である。

カメラを設置してから7ヶ月ばかりの間に280カットもの記録がなされたからびっくりだ。
後山には、他にも数台のカメラを仕掛けてあるが、どのカメラも、ここに較べれば民家から遠いところに設置してあるのに、ここのカメラの記録が突出して多いのである。

ここの記録を丹念に見ていくと、人と野生動物との距離について考えさせられる。

スクーターが通り、飼い猫や犬が歩き、人間も利用しているその道を、アナグマ、ニホンカモシカ、ノウサギ、タヌキ、キツネ、テンも利用している。

同じ道を利用しているのだから、物理的には、人と野生動物との距離は小さいのだが、近隣の住民達の多くは、昼夜を問わずこれほどたくさんの動物たちが目と鼻の先まで出てきていることに気付いてはいないだろう。
つまり、物理的には近くとも、感覚的には遠い存在なのである。

川場村における、人と野生動物の共存の途を探るために、こうした記録を活用していきたいと考えている。

|

« 季節外れのランデブー | トップページ | 西洋かんじき »

その他諸々2010」カテゴリの記事

コメント

ごんさん!
こんにちは!

そうですね!
タヌキやムササビ、アナグマのような里の動物たちにとっては、特にそのとおりだと思います。

なんとか共存・並存の途を探りたいものです。

今日から、またまた川場入りです!

投稿: くま | 2010年2月20日 (土) 10時30分

とあるワークショップで、

「人の住みやすいところは動物も棲みやすい、人の住みにくいところは動物も棲みにくい」

という言葉を聞き、印象に残りました。

投稿: ごん | 2010年2月20日 (土) 01時35分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 同じ道を往くものたち:

« 季節外れのランデブー | トップページ | 西洋かんじき »