ちいさな春
谷地地区にある“遠堂の岩観音”を訪ねると、まるで観音様達のために暖かい場所を用意したかのように、一足早く春の香りを感じることができた。
ここには、“岩観音”と呼ばれる磨崖仏を中心に幾体もの道祖神が配されている。
そのうちの一体の足下に目を遣ると、フクジュソウとフキノトウが顔を出していた。
フクジュソウは沢山の蕾に混じって花も咲いていたし、フキノトウはまだ咲いてはいないものの、雪の下でゆっくり育ってきた蕾がほころび始めていた。
冬は冬で良さがある。
冬の森林(やま)に出遭うために、今年も何度も川場村を訪れた。
それでもやはり、春の訪れには頬がゆるむ。
そろそろ、キノコの駒打ちや植林の支度を始めなくてはならない。
20100221 春の訪れ(谷地地区)
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