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2010年3月23日 (火)

春の足音

20100323katakuri

3月21日から22日にかけて、川場村に春の足音を聞きに行ってきた。

21日の午後から翌朝まで、結構な降雪があり、5~6cmほどの積雪となった。
それまで暖かい日が続いていたので、谷部の日陰を除けば、雪は殆ど消えていたので、辺り一面が真っ白になるのは久しぶりのことに感じた。

けれども、春は確実にやってきている。
既に地温も上がってきていたようで、22日の昼頃までには雪はすっかり消えて、もとの景色が戻ってきていた。

今年は、様々な植物の発芽や開花などが、例年と較べて2~3週間も早いようだ。
例年、4月にならないと姿を見かけないような春の植物が既に動きを始めている。

昨年、初めて存在を確認することができたカタクリの自生地を訪ねてみると、開花こそ未だだったものの、多くのカタクリの株を見つけることができた。

ここのカタクリは、一斉に発芽するのではなく、次々と芽生えるようで、様々な成長度合いの株を見ることができた。
褐色のペン先が地面を突き破って、いきなりニュッと顔を出し、その後に葉を拡げ、蕾が頭をもたげてくる。
成長の早いものは、もう数日で凛とした花を咲かせてくれることだろう。
※昨年の開花の様子は→こちらから

雪解け直後に地上に出現し、樹々が新葉の展開を始める前に姿を消してしまう植物を“スプリング・エフェメラル”と呼んでいる。
カタクリは、このスプリング・エフェメラルの代表だ。

かつては、全国の里山で当たり前のように見ることができたこの植物も、現在ではその生息域を大きく狭めている。
現在では、乱獲なども問題となっているが、根本問題は別にある。
森林(やま)の恵みを多様に利用していた人間の生活が大きく変化したことが、最大の原因なのである。

森林(やま)に生かされ、森林を生かしてきた歴史が、カタクリを咲かせてきた。

20100322 カタクリの芽生え
NIKON D90 105MICRO

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