アブラチャン
早春の友好の森を、けぶるようなレモンイエローで彩るのはアブラチャンの花。
アブラチャンはクスノキ科の落葉低木で、同じ仲間のクロモジやオオバクロモジ、ダンコウバイなどととてもよく似た花をつける。
アブラチャンの名は、以前紹介したように油分を樹木全体が多く含みよく燃えることに由来している。
例年の川場村では、アブラチャンの花は4月にならないとお目にかからないのだが、今年はやはり春が早い。
この木は、3月22日に満開を迎えているのだから、例年に較べて2週間ほどは早い開花だ。
まだまだ枯れ葉色の森林(やま)に爽やかな彩りを添えるこの花が、深刻な気候変動を報せるものでなければよいのだが。
20100322 アブラチャンの花(友好の森)
RICOH GR DIGITALⅡ
| 固定リンク
「川場の花図鑑2010」カテゴリの記事
- 季節外れの華やぎ(2010.12.07)
- ナギナタコウジュ(2010.11.03)
- 秋の花(2010.10.23)
- ツリフネソウにマルハナバチ(2010.09.30)
- サラシナショウマ(2010.09.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント