ここにも春が
昨年の春に植菌(駒打ち)をして、夏に天地返しをおこなった榾木(ほだぎ)から、小指の先くらいにふくらんだシイタケの赤ちゃんが顔を出した。
やはり、例年よりも少し成長が早いように思う。
だいぶん前になるが、このブログでも紹介したように、キノコは森林(やま)のスターターである。
何が最初か、などという話になると、“卵と鶏”のようなものなのではあるが、森林内の物質循環の要となっている。
正確にいうと、“キノコ”と呼ばれるのは、ある菌類の成長のステージの一場面に過ぎず、その菌が子孫を残すためにつくり出す形態で、高等植物でいえば花に相当する。
キノコは“木の子”。
森林(やま)が生んだ子どもであり、次の世代の立役者なのである。
20100314 顔を出したシイタケの赤ちゃん(友好の森)
RICOH GR DIGITALⅡ
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