もうすぐ春
半月ほど前の川場の森林(やま)。
真っ白な雪景色のなかに、くっきりと、そして長く、木々の影が映えている。
冬のお日様は低いところから陽を投げかけるので、このような景色を生み出してくれる。
木々の影が次第に短くなり、残雪の間から春の植物が顔を見せるようになると春が訪れる。
森林(やま)づくりの仕事では、植林、そしてキノコの駒打ちの季節がやってくる。
多くの針葉樹や落葉性の広葉樹は、本格的な春を迎える前に植栽することが必要だ。
木の根が盛んに水分を吸い始め、樹液を幹や枝葉にめぐらせる前に植栽をしないと活着率(植栽した木が根付く割合)が低くなってしまう。
原木(榾木:ほだぎ)を使ったキノコの駒打ちも、気温が上がり、多くの菌類が活性化する前に行わないと、他の菌に邪魔されてしまい沢山のキノコを収穫することができなくなってしまう。
そろそろ春の森林(やま)づくり準備を始めなくてはならない。
20200220 雪の雑木林(友好の森)
RICOH GR DIGITALⅡ
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