樹の根元に
暗くて、はっきりしない画像だが、何が写っているか分かるだろうか。
後山に設置してある自動撮影装置が、ある生き物をとらえた。
根元がやや湾曲したスギの樹の根元、谷側部分にうずくまるようにして何かがいる。
私にも、この画像だけでは何が写っているのか判断できなかっただろうと思うのだが、次の一枚で、この生き物の正体が分かった。
フクロウである。
夜行性のフクロウが、昼間に活動をしていた。
実は、この画像と前後して、同じような行動をしているカケスも記録されている。
このスギの根元に何かがあったのだろうか。
現地ですぐに画像のチェックをしなかったことが、とても悔やまれる。
画像のチェックさえしていたら、すぐにこのスギの根元を調べたのに、後悔しきりである。
フクロウについて調べてみると、基本的には夜行性であるのは確かだが、荒天が続くなどして餌が不足すると昼間でも狩りをすることがあるようだし、狩った獲物を保存しておき、後でそれを食べることもあるのだという。
とすると、今回記録された画像もある程度理解することができる。
狩った獲物を保存して食べるくらいだから、死肉を食べることもあるのではないだろうか。
フクロウまたは他の動物が狩った獲物か、あるいは何らかの理由で死んだ動物がスギの根元にあり、それをカケスも見つけて食べていた(あるいは、毛などを採取していたのかもしれない)のかもしれない。
そして、フクロウもまた、このスギの根元に食事に訪れたのではないだろうか。
20100206 フクロウ(後山)
自動撮影装置
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コメント
ごんさん!
こんばんは!
フクロウって不思議な魅力がありますよね!
投稿: くま | 2010年3月 9日 (火) 09時54分
密かに憧れているフクロウ。
こんなにハッキリ見られるのは写真でも嬉しいです。
ありがとうございます♪
投稿: ごん | 2010年3月 9日 (火) 01時20分