雪中のニホンジカ
雪のヒロイド原を一頭の雌ジカが歩いてる。
観光地で餌付けされたシカと違って、川場村のシカ達は人擦れしていないので肉眼で彼らの姿を見る機会にはなかなか恵まれない。
けれど、自動撮影装置を使って記録をとると、ずいぶんと沢山のシカが棲息していることが分かる。
足跡や糞、それに食痕などからも、彼らの存在を知ることができるのだが、やはりこうして姿が映し出されると、ぐっと彼らの存在感が増してくる。
雪の晩の森林(やま)は、雪が周囲の音を吸い取って、幻想的なほどに静まりかえっている。
そんな森林のなかを、人知れず動物たちが活動していることを想像するのも楽しいものだ。
20100321 雪中のニホンジカ(ヒロイド原)
自動撮影装置
| 固定リンク
「川場のけものと鳥たち2010」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
yuriさん!
こんにちは!
いつもありがとうございます!
雪の夜の森林は、静かで、そして柔らかな明るさに包まれたとても不思議な空間です。
とくに、独りでいると、自分の前後左右に、無限にこの空間が広がっているような感覚を覚えます。
投稿: くま | 2010年3月26日 (金) 10時58分
くまさん、こんにちは!
いつも楽しく読ませていただいてます。
ケモノ達が夜中に「人知れず」活動しているのを想像するのは楽しいですね。彼らなりに一生懸命生きているのでしょうね。
投稿: yuri | 2010年3月26日 (金) 10時38分