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2010年4月23日 (金)

ヤマドリ

20100422yamadori

長い尾を誇るヤマドリの雄。

ヤマドリは、本州・四国・九州に棲息する日本固有種である。

キジが比較的開けた草原に棲むのに対して、ヤマドリは、灌木が茂ったような林内に多く見られる。
そのためか、亜種が地域ごとに認められていて、鹿児島、宮崎、熊本に分布する“コシジロヤマドリ”、本州南西部と四国に分布する“シコクヤマドリ”、本州北部に分布する“ヤマドリ”、大分、熊本、佐賀、長崎、福岡、宮崎に分布する“アカヤマドリ”、本州南部と愛媛に分布する“ウスアカヤマドリ”の5亜種がある。

繁殖は、雪解けの頃から梅雨前までの時期で、樹の根元などに簡単な巣を作り、10個ほどの卵を産み、もっぱら雌がこれを育てるといわれている。
繁殖期の雄は、翼を激しくはためかせ“ドドドドド”という音をだすが、この行動は“母衣(ほろ)を打つ”と呼ばれている。
“母衣”とは、鎌倉時代の武将が、矢を防ぐ目的で身につけた防具で、これに矢が当たったときの音にヤマドリの出す音を重ねた表現だと言われる。

キジに較べて、肉はやや臭みがあり、味噌やショウガ、ネギなどと料理するのが一般的である。

野や森林(やま)がモザイク状に配された環境が、多様な生物の存在を可能にすることが知られているが、草原の鳥であるキジと森林(やま)の鳥であるヤマドリがごく近いところに棲息するということは、川場村の自然環境の豊かさを示す一つの指標と考えることができるだろう。

20100405 ヤマドリの雄(ヒロイド原)
自動撮影装置

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コメント

ふじさん!
こんにちは!

へえっ!
キジが県鳥なんですか!
国鳥を県鳥にするケースもあるんですね。

それにしても…そうかあ!
岩手県民は“ほら吹き”かあ!
キジもほら吹きでしょうかねえ!?

投稿: くま | 2010年4月28日 (水) 15時48分

ちなみに、
雉は岩手県の県の鳥でして、
県民性は、小沢一郎センセイがかつて言った「口下手で鈍重」であるとされていますが、
私は「ほらふき」だとおもいます。
雉も鳴かずば撃たれまい。

投稿: ふじさん | 2010年4月28日 (水) 10時04分

こにタンさん!

こんばんは!
キジは国鳥なのに狩猟対象だったり、いろいろと矛盾を感じる“政治的配慮”もありますよね。

でも…、群馬県民の県民性に似た性格を有する鳥…
どんな基準なのでしょう?

投稿: くま | 2010年4月23日 (金) 22時53分

ヤマドリ。群馬の県鳥ですが、なかなかお目にかかる機会がありません(^^;)
鳥なのに亜種が多いのですね。あまり移動しないのでしょうか?

ところで、県鳥を選ぶ時の基準の一つに「県民性に似た性格を有する鳥であること」というのがあったそうです。
ヤマドリと群馬県人に共通の性格って何なのでしょうねぇ・・・


投稿: こにタン | 2010年4月23日 (金) 20時17分

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