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2010年5月25日 (火)

スギタニルリシジミ

20100525sugitanirurisijimi

「あっ!」と思ってカメラを向けたのだが、撮れたのはこの一枚だけ。
構図もピントもあまいが、川場村では初確認。

シジミチョウの仲間の“スギタニルリシジミ”である。
山深くの渓流沿いに棲み、幼虫はトチノキの蕾を食べて育ち、蛹で越冬をする。

昨日紹介したミヤマセセリと同様に、年一化性の蝶で、この時期にしか出逢うことができないスプリング・エフェメラルである。

知り合いを案内して川場谷の奥へ足を延ばしたのだが、山腹から染み出す清水に浸った岩の上で、鳥の糞を吸っていた。

蝶の仲間は、鳥や獣の糞があると翔んできて一生懸命に吸い始めるものが多い。
これは、糞に含まれるミネラルを摂取するためだと考えられているのだが、幼虫時代には植物の葉を食べ、成虫になってからは蜜を吸うという食性で決定的に不足するのはミネラルなのであるから、この説明にも合点がいく。

草食性の哺乳動物がミネラルの補給を目的に“塩場”に集まるのと同じ行動と考えて良さそうだ。

所々に残雪が残る、春まだ浅い川場谷で春の使者とのようやくの出遭いとなった。

20100508 スギタニルリシジミ初認(川場谷)
NIKON D300 105MICRO

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コメント

日向さん!
こんにちは!

いやいや、戻ってきて写真を拡大したりしながら図鑑と首っ引きで確認作業なのです!
さらに、図鑑で見ても確証が持てないものは専門家の目に委ねることも多いのですよ。
おかげで、周りの専門家達は段々と川場通になってきてしまいました!

投稿: くま | 2010年5月26日 (水) 13時30分

ひらひらと飛んでいる蝶を見て、
「あっ!」と初お目見えを見抜けるというのが、
さすがですね!

投稿: 日向 | 2010年5月26日 (水) 09時03分

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