ミヤマキケマン
春真っ盛りの川場村では、そこかしこにさまざまな花が咲き乱れている。
カタクリやアズマイチゲ、キクザキイチゲなどの“春植物”が姿を隠し始める頃になると、入れ替わるように姿を見せてくれるのがミヤマキケマンだ。
ミヤマキケマンがとても複雑な由来の名をもつ植物であることは以前に紹介したが、この植物の分類についてもいまだに揺れていて、ケシ科に分類されることもあれば、研究者によってはケマンソウ科と独立した科とすることを主張するむきもある。
川場村では、やや湿り気があり、日当たりの良い場所で普通に見られる植物だが、全国的には近畿地方以北に生育する植物で、九州や四国では出会うことができない。
例年に較べると、今年は開花が少し遅かったようだが、花の終いはどうなのだろう。
20100427 ミヤマキケマンの開花(小田川地区)
NIKON D300 105MICRO
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