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2010年5月13日 (木)

野の仏

20100513hotoke

谷地地区にある“遠堂の岩観音”は、凝灰岩をくりぬいて造立された磨崖仏群で、33体の観音像と1体の弁財天像で構成されている。

辺りの農村風景が上州武尊山を借景にゆったりとした時間と空間を醸していて、とても大好きな場所の一つである。

この岩観音の足下には、観音像・弁財天像以外にも数多くの仏様が祀られている。
写真の一体は、凝灰岩が自然に創った襞状の窪みの中にひっそりと鎮座していた。

よく見るとこの仏様、どうやら首と胴体が一致していないようだ。
何らかのことがこの仏様にあり、一体は胴体を失い、一体は首を無くしたのではないだろうか。
その二体の残された部分が併せられ、現在の姿になったようだ。

そのためか、正面を見据えた仏様が多い中で、この一体は顔がやや左上方に向いており、それがこの仏様に表情を与えている。

底抜けにやさしい爺様が、孫に小遣いをねだられ、ねだられたことも嬉しくて、既に小遣いをやることは決めているのに、一応「どうしようかなあ」などと思案顔をつくって見せている。
私には、そんな表情に見えた。

川場村は道祖神が非常に多いことでも有名な村である。
ゆっくり時間をつくって、のんびりと仏様達に会いに行くのも良さそうだ。

20100508 野の仏(谷地地区)
NIKON D90 70-300

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