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2010年6月 7日 (月)

トラフシジミ初認

20100607torahusijimi

今年は春の訪れが遅く、農作業にも多くの不安を残したまま農繁期に突入したのだが、6月6日は、汗ばむほどの陽気の中で、虫たちも一斉に活動を始めたようだった。

昨年の今頃の時期にヨツボシトンボを見つけた溜め池に足を運んだ。
池の上には、様々な種類のトンボが飛び交い、水中では数え切れないほどのオタマジャクシが絡まり合うように泳いでいる。

ふと、池之端に群生する蕗の葉の上に目が吸い寄せられた。

はじめは、ウラナミシジミかと思ったのだが、カメラのレンズ越しによく見ると模様がはっきりとしている。
次に、アカシジミまたはムモンアカシジミかとも考えたのだが、色合いがだいぶん違う。
頭の中で、昆虫図鑑のシジミチョウの頁を急いでめくってもなかなか辿り着かない。

そのうちに、ひらめいた。
“トラフシジミ”だ。
帰宅して、急いで図鑑やネット上の情報をたよりに調べると、やはりそうだ。

後端にひょろりと出ている“尾状突起”、その傍のオレンジ色に囲まれた四つの黒点。
何よりも“虎斑”の名の由来となっている、翅裏の縞模様。

この蝶もまた、私にとっては川場村初認である。

翅表の、光沢ある瑠璃色の輝きは見ることができなかったが、翔びたつ前に何枚かの写真に収めることができた。

全国に分布するのだそうだが、何故か個体数が非常に少なく、目にできたのはとても幸運なことだったようだ。

幼虫は、クズやフジ、ウツギなどの花・蕾・実を食べて育ち、蛹で越冬をする。

20100606 春型のトラフシジミ(中野地区)
NIKON D90 70-300

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コメント

こにタンさん!

コメントとトラックバック、ありがとうございます。
何かのきっかけで、その地域にいるはずだということを知った直後に、タイミング良く見つけることってよくありますよね。
生き物との出遭いだけではなく、“運”とか“縁”とかっていうのもそういったことなのかもしれないと、この頃思っています。

川場村でも、この前の日曜日にヨツボシトンボの成虫が出現しているのが確認できましたよ!

投稿: くま | 2010年6月 8日 (火) 22時17分

3周年、おめでとうございます! (^^)
これからも山のことや生き物、文化のことを教えて下さい。

先日、ヨツボシトンボを初めて見つけることができました。
このトンボに気付くことができたのは、このブログのおかげです。
ありがとうございます(^^)
自然観察に「思い込み」は大敵だが、「知識」は必要だなぁとつくづく感じだ次第です。

投稿: こにタン | 2010年6月 8日 (火) 22時09分

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