ヨツボシトンボ
中野地区にある休耕田を利用してつくられた溜め池には、一昨年から頻繁に足を運んでいる。
川場村には、その名のとおり川は多いのだが、水の流れのない池はとても少ない。
そのため、流水域には棲息が難しい生物も少なく、あまり目にする機会がない。
そうした中で、この溜め池では、川場村のではなかなか遭うことができない生物に出逢うことができるのである。
写真のヨツボシトンボも、そうした生物の一種だ。
ヨツボシトンボの存在には、昨年の今頃になって初めて気が付いた。
ことしもいるはずだと思って溜め池を訪れると、やはりいてくれた。
トンボの仲間の幼虫(ヤゴ)は、いずれも純粋な肉食なので、トンボが棲息するということは、その餌となる水生昆虫やオタマジャクシ等が豊富な証明でもある。
多種多様な生物の存在が安定した自然環境を保ち、安定した自然環境が地域の生活を支える。
20100606 ヨツボシトンボ(中野地区)
NIKON D90 70-300
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