ニホンザル初記録
6月6日。
太郎地区に新たなセンサーカメラ(自動撮影装置)を設置した。
この地区は、ニホンザルによる被害が目立つ地域である。
畑に隣接する森林(やま)端に設置したのだが、はたしてどのような動物が記録されるのかドキドキしながらのデータ回収となった。
ハクビシンにタヌキ、アナグマ、ニホンカモシカ、ノウサギなどとともに、一頭のニホンザルが記録されていた。
写真に見る限り、壮年期の雌ザルようだ。
猿害に悩む地域にカメラを設置したのだから、当たり前といえばそれまでなのだが、村内に私が設置したカメラにニホンザルが記録されたのは初めてのことなので、嬉しくなってしまった。
もっとも、この地域の方々にとっては嬉しいどころではないはずなのであるが、ちゃんと装置が機能したことも含めて、私には嬉しい記録であった。
地域に存在(棲息)すると思っていた動物が実はいなかったり、全くいないと思われていた動物が沢山いたりと、地域の方々の感覚的・経験的な自然の把握が不十分であることも多い。
丹念な、データ収集と専門家による分析を経てから、保護や対処の方法を講じることが必要だ。
20100618 サル(太郎地区)
自動撮影装置
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コメント
ピッコロさん!
こんにちは。
畑のそばに設置したのですが、頻繁に人が入る畑と、そうでない畑、森林から遠い畑と近い畑、等々、比較しながら記録をしていきたいと考えています。
投稿: くま | 2010年7月 6日 (火) 10時44分
サルは生態からして日中に何度も撮影できそうですね。
投稿: ピッコロ | 2010年7月 6日 (火) 10時25分