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2010年7月27日 (火)

ヨツスジハナカミキリ

20100727yotusujihanakamikiri

後山の林道を歩いていると、木洩れ日の中でタケニグサの花がスポットライトを浴びるように輝いていた。
まるで、アンティークのシャンデリアのように、豪華だけれども下品ではなく。
ほの暗い林内に彩りを添えていた。

ふとみると黄色と黒の縞模様の虫が花にとりついていた。
スズメバチのような体色だが、ヨツスジハナカミキリというカミキリムシの仲間である。
花粉や蜜を食べる昆虫で、もちろん毒はないのだが、「うかつに近寄ると刺すわよ!(嘘だけど…)」というわけである。

このように、毒のある他の生物に体色等を似せて、あたかも有毒であるかのように振る舞う擬態は“ベイツ型”擬態と呼ばれている。

イギリス人のヘンリー・ベイツ氏が、南米の毒蝶(モデル)と無毒のシロチョウ(ミミック)の翅の模様が酷似していることから、こうしたタイプの擬態が存在することを発見したことに因んでいる。

このヨツスジハナカミキリは体長13~20mmほどと、ハナカミキリの仲間の中では比較的大型の種で、日本全土に分布する。
幼虫は、スギやヒノキなどの枯れ木の中を食べ進みながらトンネルを穿ち、蛹の期間を経て、6月末頃に成虫になる。

20100719 タケニグサの花にやって来たヨツスジハナカミキリ(後山)
NIKON D90 105MICRO

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