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2010年7月24日 (土)

シカの個体識別

20100723nihonnjika

10日ほど前の7月11日、自動撮影装置に一頭のニホンジカが記録された。

自動撮影装置では、個体の識別までは難しいことが多いのだが、この鹿の場合、はっきりとした特徴が見られた。

この時期なので、まだ袋角なのではあるが、右の角は二叉に分岐しており、右の角は“ゴボウ角”と呼ばれる分岐しない一本角であることがわかる。

遺伝的な奇形なのか、はたまた何かのアクシデントで左右の生長のバランスがくるってしまったのか、真相はおそらく当人(鹿)にも分からないことに違いないのだが、個体識別には大いに役に立つ。

この個体は、およそ一週間後の7月18日にも再び記録されているので、この獣道を定期的に利用しているのだろう。
また、明らかに異なる角を持つ個体や、角を持たない個体なども記録されているので、同じ獣道を複数の個体が共有していることも確かめることができた。

動物行動学をベースにしたユニークな作品を世に送り続けている竹内久美子さんによれば、“モテる”生き物は、身体がきれいな左右対称になっているとのことだが、その伝でいけばこの鹿は“モテない”ということになりそうだ。

20100711 左右非対称の角を持つニホンジカ(ヒロイド原)
自動撮影装置

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