ナワシロイチゴの実
川場村では、このナワシロイチゴとクロイチゴが木苺のアンカーだ。
他の多くの木苺が6~7月に実を着けるのに対して、8月に入ってからが本番となる。
薄紫色の花を6月中旬頃から咲かせ、ゆっくりと実を完熟させていく。
イメージとズレるかもしれないが、盛夏の頃は植物にとっても厳しい季節であるようで、花をつける植物も、実を稔らせる植物も少ない。
そして、乾燥から身を守るためだろう、葉も堅く、植物食の昆虫や野鳥、動物たちにとっては冬に次ぐ受難のシーズンなのである。
そんな季節に嬉しいのが、こうした木苺なのである。
だから、甘酸っぱい実を味わうチャンスがなかなか訪れない。
ナワシロイチゴのルビーのような実を見つけるようになると、秋はもう目の前である。
20100815 ナワシロイチゴの実(ヒロイド原)
NIKON D90 105MICRO
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