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2010年8月12日 (木)

稲の開花

20100812inenokaika

“こどもやまづくり教室”の最中に、なかなか出遭うことができない現象を目にすることができた。

子ども達と萩室地区の農道を散歩していると、青々と茂った水田で、数日前に出穂した稲穂が目にとまった。
よく見ると、薄黄色の雄しべが穂から顔を出している。

子ども達は見たことがない光景だろうと、「お米の花って見たことある?」と聞くと、声をそろえて「あるよ!」と答えが返ってきた。
少し驚いて「どこで見たの?」と聞くと「学校!」とのこと。
そういえば、バケツで稲作体験を行う学校が多いことに気が付いた。

「見たことなーい!」という反応を予想していただけに、ちょっとガッカリである。

けれど、稲をよくよく見ると、まさに開花しているではないか。

稲は、穂先から雄しべをちょこんと出した後に穂が割れ、花粉を飛ばす。
そして、僅か1~2時間もすると、再び穂がしっかりと閉じてしまうのだ。
閉じた後も、雄しべは穂からはみ出したままなので、多くの場合、はみ出した雄しべを見せて“稲の花”だと教えることになる。

気を取り直して、「本当に?ちゃんと咲いてるとこなんて見たことないでしょ?」「一粒一粒がカパッって割れてるのは、1時間か2時間しかないんだよ」
というと、子ども達の目つきが変わった。

良く晴れていて、そよ風が吹いているような日の午前中。
一年に一度だけの、まさに神秘の時間に立ち会うことができたのだ。

私のホラ混じりの話など忘れ去ってくれてよい。
こうした光景に出遭えたことは、一生の宝物として胸にしまってくれると良いのだが。

20100805 開花中の稲(萩室地区)
RICOH GR DIGITALⅡ

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