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2010年9月26日 (日)

勝負の季節

20100926sika2_2 

太郎地区に仕掛けた自動撮影装置に一頭のニホンジカが写っていた。
かなりの巨躯を誇る雄鹿である。
頭上に頂いた三叉四尖の角も立派なものだ。

雄鹿が角を発達させる仕組みは以前にも紹介したが、2ヶ月ほどもない短い秋に雌を射止めるための道具なのである。

雌の心を掴むための装飾具でもあり、他の雄と雌を賭けて戦うための武器でもある。

春先から伸ばし始めた“袋角”が生長を止め、堅く鋭い武器になるのがちょうど今ごろの時期なのだ。

写真は、今年初めて記録された、袋のとれた角を持つ鹿である。
全国を襲った酷暑が鹿達にどのように影響するか心配していたのだが、角の発達についてはほぼ例年どおりに進行していると考えてよさそうだ。

ところで、この雄鹿。
よく見ると、せっかくの立派な角にクズの蔓が絡まってしまっている。
葉のしおれ具合などから見ると、そう長い間つけているのではなさそうだが、外そうともがいた結果だろうか、グルグルと絡んでいて、なかなか外れそうにない。

雌鹿には、この姿がどのように評されるのだろうか。
立派な角に食事付きということで雌の心をつかむアイテムとなるのかどうか。

20100926sika1_2 

「と…とれない…、気になる…」

とでも云っているような表情に見えなくもない。

20100910 角に蔓が絡んだ雄鹿(太郎地区)
自動撮影装置

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