秋はアケボノ
ふじやまビレジから21世紀の森に向かう林道沿いで、今年もアケボノソウに出遭うことができた。
アケボノソウは秋の花だ。
川場村の短い秋の訪れをしらせてくれる。
以前にも紹介したように、花びらの模様を明け空の月と星に見立ててこの名が付いた。
一枚の花弁に2個ずつ並ぶ薄緑色の点は蜜線で、それでは心許ないのか、黒い斑点は、花粉をはこんでくれる虫を集めるための装飾なのだそうだ。
一輪一輪の花は、直径1cm半ほどだろうか、その存在を知らなければ足下にあっても通り過ぎてしまうだろう。
けれど、近づいてみるとこんなにも可憐で、美しい花なのだ。
この花が散る頃になると秋も深まり、木々も、虫たちも、動物たちも冬支度を急がなければならない。
20100920 アケボノソウ(天神地区)
NIKON D300 28-300
| 固定リンク
「川場の花図鑑2010」カテゴリの記事
- 季節外れの華やぎ(2010.12.07)
- ナギナタコウジュ(2010.11.03)
- 秋の花(2010.10.23)
- ツリフネソウにマルハナバチ(2010.09.30)
- サラシナショウマ(2010.09.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
シルクさん!
ご無沙汰でした!
その後、杉の木のベンチはいかがですか?
アケボノソウの時期がやってきました!
沢沿いの日向に咲いていますので見つけてみてください。
数が少ない植物ですので、大事にしてあげてくださいね!
投稿: くま | 2010年9月22日 (水) 16時22分
ご無沙汰しております!
今年も密かにアケボノソウがアップするのを楽しみにしていました。
早速、PCの背景に頂きました(^_^)
投稿: シルク | 2010年9月22日 (水) 15時57分
ごんさん!
一枚の花弁だけ見つめると、ムーミン谷に棲むニョロニョロにも見えてきませんか!?
投稿: くま | 2010年9月22日 (水) 12時40分
可憐で美しいアケボノソウ…花弁1枚をじっくり見るとウルトラマンに出てきそうな怪獣に見えるのは私だけでしょうか( ̄○ ̄;)!
投稿: ごん | 2010年9月22日 (水) 00時30分