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2010年9月14日 (火)

ニホンザル

20100914saru

川場村にはニホンザルの棲む地域もある。
この地域では、コンニャクと唐辛子くらいしか農作物の収穫は望めないと云われるほどの猿害に苦しんでいる。

写真は、子育て中のメスのようだが、フサフサとした毛並みをしていてとてもかわいい個体である。

地域の方々にとっては、かわいいどころではなく、憎き存在なのではあるが、なんとか共存の途を探りたいと思っている。

聞いた話では、ボスザルは、群の一個体一個体に気を配っており、仮に100頭の群だとすると、100頭全てが餌にありつけるような餌場を探し、小さな餌場には出向くことがないのだという。
そのため、中途半端な駆除を行い、群を小さくすると、小さな群だからこそ選ぶことができる餌場の利用を開始してしまうのだそうだ。
さらに、当たり前のことだが、大きな餌場は、小さな群も利用をするため、駆除前よりもかえって被害面積が増大してしまうこともあるらしい。

猿害を最小限に抑えるためには、人が畑に出ていることが一番効果がありそうだ。
目肥”はこんなところにも効果を発揮する。
ただ、過疎化や高齢化が進む地域では、この効果を期待するにも一工夫も、二工夫も必要だろう。

幸い、川場村は、世田谷区立の小学校(64校)全ての移動教室の場に選ばれている。
移動教室の村内巡りのコースや農業体験の現場を猿害の多い所を選んで設置することも、野生動物と人間が共存するための一つの工夫になるかもしれない。

20100811 雌のニホンザル
自動撮影装置

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川場のけものと鳥たち2010」カテゴリの記事

コメント

ぺこちゃんさん!

またまたありがとうございます!
ナラ枯れは、奇跡的に群馬県には進出していないのですが、時間の問題だとする見解もあるようです。
ナラ枯れを起こす“カシノナガキクイムシ”は、辺材という部分にトンネルを掘るのですが、この辺材は、老木になるほど大きくなります。
そのため、若い木には出にくい病気なのです。
昔は、木がそれほど大きくなる前に、様々な用途に利用したので老木・巨木が少なかったんですね。
人間の生活や生産をよく見なければ、森林(やま)づくりが成功することはあり得ないと思っています。

投稿: くま | 2010年9月21日 (火) 17時51分

少し前に、京都のほうの山の「ナラ枯れ」
という現象を特集しているニュースを見たのですが、
原因のひとつは、人が森に入らなくなったことだ、というコメントを聴いて、このニホンザルの記事を思い出しました。

投稿: ぺこちゃん | 2010年9月21日 (火) 17時39分

ごんさん!

ねっ!
なかなかのべっぴんさんですよね!

おっしゃるとおり、農林業や生活に対する被害には深刻に困りながらも、一方では“可愛い”と思っている方も沢山いらっしゃいます。

何とか、共存の途を考えたいものです!

投稿: くま | 2010年9月14日 (火) 17時29分

「目肥」の記事とともに読ませていただきました。
本当に、このサル可愛い♪
別の地域の話ですけど、駆除を叫んでいる農家さんたちも、動物嫌いでは決してないんですよね。
動物は可愛いけど、一所懸命に育てた農作物をダメにされる悔しさ…切実です。
共存の一つの策として、区と村の交流として、子どもたちの存在で被害を減らしていけたら…素敵ですね。

投稿: ごん | 2010年9月14日 (火) 01時21分

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