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2010年9月12日 (日)

クマと遭遇したら

20100912kuma

様々な情報や経験を頼りに判断するならば、ツキノワグマは人を積極的に襲う動物ではない。

けれど、不幸にして(人間にとっても、クマにとっても)遭遇してしまい、さらにクマが“攻撃”というオプションを選択した場合、その体躯の大きさ、力の強さ等から重大な自己に発展してしまうこともある。

繰り返し云うように、まずは遭わずにすむ努力をすことが大切なのだが、万が一、クマに遭遇してしまった場合の対処について考えてみたい。

人間にも様々な個性があるように、クマも動物である以上、全ての個体が常に同じ行動をとるわけではないので、あくまでも一般論なのであるが、以下のような諸点に気を付けることで身の安全を確保できる可能性を高めるということがいえそうである。

まず、大切なことは、クマを追い込まないということである。
クマに遭遇した場合、大声を出したり、急に立ち上がったり、物を投げつけたりといったことは決してしてはいけない。
これらの行為は、クマにとっては、人間から攻撃を受け、既に静かに立ち去ることなどできない状況に追い込まれたと感じるようなのである。
同様の効果を持ってしまうものには、カメラのストロボをたく、犬をけしかけるなどがある。

できれば穏便に済ませたかったクマまでも、攻撃に転じさせてしまうのだ。
「窮鼠猫を噛む」ならず「窮熊人を噛む」である。

前述のような行為は、人間の側からすれば、もちろん“攻撃”を意図していないことが多いだろう。
キノコ狩りなどをしていて、何かの気配を感じて立ち上がる。
急に目の前に現れた黒い動物に驚いて悲鳴を上げてしまう。
写真に収めようとしてストロボをたく。
日頃、鎖に繋がれている愛犬を自然の中で自由に走り回らせる。
等々、誰もがしてしまいがちな行為なのだが、人間の思惑など理解できないクマは、“攻撃をうけた”と判断してしまう。

また、急に走り出すといった行為は、クマを驚かせてしまうばかりか、余計に攻撃心を煽ることになってしまうようなので避けなければならない。

“クマは前足が後ろ足に較べて短いので、下り坂ではつんのめって速く走ることができない。だから、山を駆け下りるように逃げればよい”、“クマは30m以上は全力で走ることはできない。人間が一生懸命に走れば逃げ切ることができる”等々は、何れも噴飯ものの嘘である。
決して真に受けてはならない。

クマを驚かせず、静かに、背を向けずに、その場からゆっくりと立ち去る努力をするのが最も効果的であるようだ。

もし、それでもクマが襲ってきた場合は、クマ避けのスプレーなどを使用することになるが、もし、何の装備もない場合、身体を丸めて腹部を守り、両手で首をガードしてクマの昂ぶりが治まるのを待つのがよいとされている。

20100912 ツキノワグマ
自動撮影装置

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