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2010年10月10日 (日)

ヒメネズミを確認!

20101010himenezumi

8月に実施した“こどもやまづくり教室”で、参加者の小学生たちと共にヤマネ用の巣箱を友好の森に設置した。
その後、狙いどおりにヤマネが巣箱を訪れてくれて、子ども達でも、森林(やま)の調査に一役買うことが可能であることを証明することができた。

今回は、その続報。

子ども達が仕掛けてくれた巣箱の様子を見まわると、かなりの確率で、何らかの生物が巣箱を利用し始めていることを確認することができた。
巣穴のまわりに土がついていたり、巣穴から落ち葉などが見えていたりする巣箱が沢山あったのだ。

そんな巣箱の一つを、そっと覗いてみると、“ヒメネズミ”のペアーが住み着いてくれていた。

実は、ヤマネの巣箱を設置するときに子ども達には話したのだが、ヤマネ以外にも、樹の上での活動が得意な“ヒメネズミ”も巣箱を利用することは始めから予想していた。
群馬県立尾瀬高等学校の高校生達が、武尊山麓で実施した調査でも、ヤマネ用の巣箱をヒメネズミがしばしば利用することが確認されていたからだ。

もし、ヒメネズミが巣箱に居るとしたら、巣箱の蓋を開けた途端に脱兎のごとく逃げ出すだろうと想像していたので、蓋を開けても落ちついて可愛らしい顔を見せてくれたことはとても意外であった。

ヒメネズミは、その名のとおりネズミの中でも小型のネズミで、大きな個体でも体長(尾は含めない)が10cm程度、ドングリ等の堅果を主食とする動物である。

ヤマネ同様、冬眠をする動物なのだが、冬眠中に死んでしまう個体もとても多く、森林総合研究所が奈良県で行った研究によれば、冬眠に入った個体のうち、7~8割もの個体が春を迎えられずに死んでしまうのだという。

今回の記録によって、川場村にもヒメネズミが棲息していることが明らかになった。
これによって、川場の森林(やま)がどのような生物によって構成されているのかが、また一つ解明されたと云ってよい。

子ども達と一緒に行ったチャレンジが、また一つ成果を上げたのだ。

20101010 巣箱を利用するヒメネズミ(中野地区友好の森)
RICOH GR DIGITALⅡ

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コメント

突然のご連絡失礼いたします。
私は東京の日本テレビで番組制作をしております
株式会社ぷろぺらの末岡と申します。

弊社で制作しております
「King & Princeる。」という番組で
ヒメネズミの巣について紹介したく
画像を探しておりましたところ
こちらのブログを拝見させていただきました。
突然で誠に申し訳ありませんが
ヒメネズミの巣を番組上で使用させていただくことができないでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。

投稿: 末岡拓晃 | 2022年4月 5日 (火) 17時05分

ごんさん!

ありがとうございます!
このネズミ、本当に小さくてかわいいんですよ!
写真で見えている頭の部分は五百円玉くらいの大きさでした。

こうした活動が継続されて、もっと大きな成果に繋がればいいんですけどね。

投稿: くま | 2010年10月11日 (月) 11時32分

かわいい~
そして、やったー

投稿: ごん | 2010年10月11日 (月) 01時38分

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