静かな晩秋
目にしみるような一面の紅葉もよいが、実はこんな風景が大好きだ。
川場谷の入口付近にある桐の木平キャンプ場に車を停めて、少し歩いた辺りでこんな風景に出遭った。
標高は、大凡1,000mほどのところである。
ミズナラやカラマツなど、多くの樹木が葉を落としているなかで、何種類かのカエデの仲間が紅葉を残していた。
ここよりも、100mほど標高を下げると、まだ紅葉の盛りだったので、ちょうど標高900m辺りが落葉ラインだったのだろう。
この景色に出遭ったのは、10日ほど前のことなので、現在の落葉ラインはさらに標高を下げていることと思う。
落ち葉を踏む音がやけに大きく聞こえるほどの静けさの中で、枯れ葉色の中に僅かに灯る紅葉が、なんだかやけに嬉しかった。
(2010/11/14 川場谷)
NIKON D300 28-300
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