愛宕山初登頂
20年間も川場村に通っていて、愛宕山には登ったことがなかったのだが、ようやく、頂上まで行ってくることができた。
このように書くと、ずいぶんと標高のある山に登頂したかのようだが、愛宕山は村内の真ん中にぴょこんと飛び出した大岩のようなものなのだ。
谷地諏訪神社が祀られていて、3年ほど前から地域の方々が“再生プロジェクト”を立ち上げて整備を続けてきた。
その甲斐あって、参道もきれいに整備され、毎年10月の始めには、参道に火をともしての“火祭り”も行われている。
一直線にのびた参道の階段を上りきると、ハッテ干しの稲の脱穀作業を終えて一息つく農家の方の姿が見えていた。
この愛宕山は、真北に上州武尊山、真南に後山(虚空蔵山)という地点に残されていて、川場村の地形形成の長い歴史を感じることができる絶好のポイントだ。
山頂近くにある手作りの風景看板も楽しい。
絵は、愛宕山から南を向いたときに望める山々がとても丁寧に描かれているのだが、その絵が描かれた木の板が無造作に割られたもののようなのだ。
山や絵は好きなのだが、それ以外には頓着しない人が描いたのだろうか。
(2010/10/16 愛宕山)
NIKON D300 28-300
| 固定リンク
「その他諸々2010」カテゴリの記事
- 黄葉(2010.11.28)
- 静かな晩秋(2010.11.23)
- 冬の朱(あか)(2010.11.20)
- 眼福(2010.11.19)
- 厳しい季節を目の前に(2010.11.11)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント