鹿達の冬
今月の初め、日付が変わったばかりの時間に牝鹿の群が太郎地区の畑に現れた。
発情期を終え、おそらく多くの鹿のお腹には新しい命が宿っているのだろう。
冬の乏しい食料で、自らの命の火を消さないことだけでも大変なことなのに、お腹の赤児にまで栄養を与え続けなければならい。
解剖記録に因れば、この時期の鹿達は木の皮や落ち葉までを食しているようだ。
畑作も一段落している時期なので、農業被害を及ぼすことはないものの、来春以降の個体数増加は、農家の悩みのタネでもある。
害を防ぎつつも、鹿達を護っていく。
そんなことは到底無理だと、笑われたり、叱られたり。
けれど、この困難な課題になんとか答えを出したいと思っている。
(2010/12/25 太郎地区)
自動撮影装置
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コメント
シルクさん!
こんにちは!
そうなんですよ!
牡鹿の凛々しさとは違いますが、牝鹿は牝鹿の力強さがありますよね。
投稿: くま | 2010年12月28日 (火) 17時44分
お腹に子を宿している雌鹿には雄鹿とはまた違った、力強さがありますね。
投稿: シルク | 2010年12月28日 (火) 14時50分