牝鹿の群
いつものように、ヒロイド原に仕掛けてある自動撮影装置のデータを回収すると、3月14日に水場を訪れたニホンジカの群が記録されていた。
この写真には雌のニホンジカが6頭写っている。
この水場は、先日紹介したニホンカモシカが写ったのと同じ現場である。
はっきりとしたことは分からないが、カメラ目線ではないので、おそらくはカメラを意識しているのではないのだと思うのだが、耳をいっぱいに拡げ、辺りへの注意を怠っていない様子が見て取れる。
厳しい季節も終盤を迎え、これからいよいよ出産のシーズンに入る彼女たちだが、個体数をどのように伸ばしていくのだろうか。
詳細な調査ができていないので、断言することはできないのだが、これ以上個体数を増やさずに安定してくれるとよいように感じている。
野生生物と地域社会の人々との間にある、強い軋轢を少しでも軽減し、共存の途を探り出さなければならない。
(2011/3/14 中野地区友好の森)
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