お馴染みさん
4月16日に後山でカタクリの開花を愉しんでいるときに、一頭のニホンカモシカに出遭った話は既にお伝えしたが、その翌日の17日にはも、友好の森のなかで別の一頭に再会することができた。
右耳に切れ込みのある雌のカモシカだ。
この個体は、もう何年もの間、友好の森に住み着いていて、年に何度か姿を見せてくれる。
一番最近に出遭ったのは、昨年の秋のことだった。
※その時の様子は→こちらから
この写真からは判然としないが、別の写真をよく見ると、お腹がふくらんでいるようにも感じられる。
もしかしたら赤ちゃんがいるのかもしれない。
このカモシカが子連れでいるところを確認することができたのは2008年の秋のことだったが、今年もまた繁殖に成功したのだろうか。
野生動物の個体数があまりに増えすぎてしまい、地域住民との間に軋轢を生む可能性を考えると手放しで喜ぶわけにはいかないのであるが、それでもやはり頬のゆるむ出来事である。
厳しい冬を無事乗り切ったお馴染みさんに再び逢えたことが、なんだか無性に嬉しかった。
(2001/4/17 中野地区友好の森)
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