清明
今日は二十四節気のひとつ“清明(せいめい)”である。
生まれたてのものは、未だ世俗の垢で汚れずに清らかで明るい。
暦の上では、そうした清く明るいものたちが次々に誕生をはじめる季節に入ったのだ。
写真は、深い地中から地上に出たカタクリの葉と蕾。
花が咲かないとピンとこないかもしれないが、独特の斑模様の葉もカタクリの特徴である。
気温はずいぶんと低く、雪が少ないというのが、この冬の特徴であった。
そのためなのか、例年に較べると1~2週間ほど、春の訪れが遅いようで、カタクリやニリンソウなどの“春の妖精(スプリング・エフェメラル)”達の開花もまだ見ることはできなかった。
それでも、春は着実にやってきている。
(2011/04/03)
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コメント
ごんさん!
そうなのです。
春は、必ずやってくるのです。
時には残酷なことにも思えることもあります。
でも、やっぱり、ちゃんとやってきてほしいのです。
投稿: くま | 2011年4月17日 (日) 23時21分
それでも春は確実にやってきている…うん、そうですよね。
投稿: ごん | 2011年4月17日 (日) 09時41分