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2011年5月 5日 (木)

新緑の季節に思う

20110505kyoboku樹木は、地上に出ている部分と同量の地下部をもつという話を聞いたことがある。

樹木の根系を専門にする研究者にこの話の真贋について尋ねると、地上部と地下部の比率は樹種によっても異なるうえに、生育環境によって様々なので、そのように説明することはできないと、なんとも味気のない返答をもらった。

ともあれ、地下にも、地上部に匹敵する部分をもつことは確かなことである。

人は樹木を見るときに、通常は、地上部しか見ることができない。
だから、どうしても地上部の姿で樹木を量ることになる。

けれど、目に触れぬ地下部を充実させなければ、立派な地上部を誇ることはできないのだ。

人知れず努力を重ねることを水鳥の脚の水面下の動きに擬えることがあるが、よく似ている。

他人に認められようと、目に見える部分ばかりを飾り立てても駄目なのである。
他人の目には触れない部分を充実させることで、目に見える部分が輝き始める。

“桃李言わざれども下自ずから蹊を成す”という諺は、桃やすももの木は美しい花や美味しい実がなるので、何も言わなくても人々が通い、下には自然と道ができるという意味であるが、美しい花も、美味しい実も、しっかりと大地に張った根があってこその華である。
ついつい、他人に認められたくて、他人の評価を気にしてしまうが反省しなくてはならない。

森林(やま)では、新緑が一斉に萌えだし、とても美しい季節を迎えている。

(2009/6/28 川場谷)

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コメント

イサさん!
こんばんは!

自然からは教わることが沢山あります。
自然が発信してくれている様々なことをもっともっと敏感に感じられるようになりたいものです!

投稿: くま | 2011年5月10日 (火) 23時24分

お久しぶりです
ものすごくびっくり~してます
だって人生において、得た教訓ばかり
私の好きなとゆうか、先生に教わった事ばかり
うふふっておもっちゃいました。
新緑も大好きだし、カタクリも大好きです

投稿: イサ | 2011年5月10日 (火) 15時53分

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