カテゴリー「その他諸々」の36件の記事

2007年12月25日 (火)

木々の異常

20071224karamatubayasi

ともすれば、爽やかな景色と映るかもしれない。
そして、それも間違いなどではなく、雲一つない青空にすくっと幹を伸ばすカラマツは確かに爽やかな美しさをもっている。

しかし、例年ではあまり見かけない光景なのだ。
写真は2週間ほど前の物なのだが、この時期にカラマツが枝に葉を残している。
短絡的に「温暖化の影響」などと決めることはできないが、冬に「落葉松」が葉を落としきらないというのは異常な光景であることはたしかだ。

一見すると何とはない風景の中に自然の異変を見つけることも森林(やま)づくりには必要なことだ。

20071208 葉を落としきらないカラマツ林(中野地区)
NIKON D80 28-200

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2007年12月24日 (月)

冬の彩(3)

20071224ubayuri

冬の森林(やま)は何もないように思われるが、そのようなことはない。
たしかに、新しい息吹が一斉に芽吹く春の賑やかさはないし、夏の力強さも、秋の豊饒とも違うが、冬には冬の良さがある。
春を待つ種子は、落葉の下で芽吹きの準備を着々と進めている。

カラマツ林の林縁で美しい造形を見せるのは、種子をとばした後のウバユリの実だ。
一本のウバユリが、おそらく千を超す種子を実らせる。
もし、全てが芽生えたら辺り一面がウバユリだらけになるはずだが、そうはならない。
まるで、他の生物の餌となることや、土を肥やす自分の役割を知っているかのようだ。

夏に咲くウバユリバユの花も綺麗だが、冬枯れの林床に凜と立つ姿もまた画になる。

20071208 カラマツ人工林の林縁で(中野地区)
NIKON D80 28-200

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2007年12月13日 (木)

農家も森林に注目中!

20071213noyamasatoyamatikurinn この数年、農家の方々が森林(やま)に注目しつつある。

手間暇とお金を投じなければ収穫を得ることができないと信じてきた農業のあり方に疑問を持ち始めたのだ。

深耕することもなく、農薬を散布するでもなく、施肥を行うでもなく森林は豊かさを保っている。

農文協は農業者を支援する出版物を多く手がける版元だが、主力定期刊行物である『現代農業』などでも、頻繁に森林に関する記事が掲載されている。
その内容も、山菜・炭焼き・間伐・枝打ち・落ち葉堆肥等々多岐にわたる。

この度、同誌の別冊として『野山・里山・竹林-楽しむ、活かす-』というムックが出版された。
山菜・キノコの収穫・生産方法から利用方法、竹林の利用や手入れの方法、野山の草木でクラフト製作、燃料としての木材利用、昆虫や野生動物の捕まえ方・飼育方法から味わい方、そして森林の管理方法まで、実に多岐にわたる構成となっている。
さらに、このムックの特徴は、全国津々浦々にわたる取材の結果、各地域で行われてきた方法を主体に組み立てられていることにある。

私たちの友好の森でも実践できることがまだまだ沢山ありそうだ。
農家も非農家も、川場村民も世田谷区民も、子どももおとなも、皆で楽しみながらできる森林づくりがあるはずだ。

楽しく、気楽に読むことができて、その上とても参考になる一冊だ。

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2007年12月 7日 (金)

★6ヶ月!★

20071207yubaranoshotou

川場の森林(やま)づくりのことだけしか載せないという勝手なルールを作って始めてみたこのブログも半年目を迎えることが出来ました!
どれくらい続けることが出来るのだろうかと不安も抱えつつのスタートでしたが、まだまだあれも載せたい、これも載せたいと思うことばかりです!

このページを立ち上げたことで知り合えた方々も少なからずいらっしゃいます。
立ち上げ以前から存じ上げていた方も、それまでにない会話を楽しませていただくことも出来ました。

森林(やま)の奥深さ、森林(やま)づくりの奥深さを今さらながら再確認しています。

思いつきで始めたこのブログですが、もう少し続けてみようかと思っています。
皆さんこれからもどうぞよろしくお願いします。

20071201 湯原の農村風景
NIKON D80 TAMRON18-250

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2007年12月 5日 (水)

初冬のカラマツ林

20071205karamatubayasi

うっすら雪化粧のカラマツ林を観に川場スキー場の入り口付近まで行ってきた。
国有林内の人工林だが、なかなかどうして素敵な景観になっている。

カラマツは、スギやヒノキと並んで、戦後の拡大造林期の主要造林樹種のひとつだ。
信州のカラマツが北海道に至る全国に植栽されたという。
建築用材や坑木など、多彩な用途が期待されたが、若いカラマツの材は暴れる(反ったり曲がったりすること)うえに、外樹皮が労働者の肩にチクチクと刺さり扱いにくい材であったこと等々から、当初見込んだほどの需要がなく、放置されてしまっている林分が多い。

天唐(天然カラマツ材)の色艶や味わいは一朝一夕に出るものではないようだが、あと60年も経てば良い材になるに違いない。
民間には出来ないような息の長い仕事をするためにも国有林の存在意義は大きいのだが・・・

20071201 カラマツ林(川場スキー場付近)
NIKON D80 SIGMA10-20

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ミヤマガマズミ

20071205miyamagamazumi

富士山地区をぬけて川場スキー場の入り口付近にまで足を延ばしてみた。
あたりにはダケカンバやカラマツの林が広がっている。
山の斜面はうっすらと雪化粧でいよいよ厳しい季節がやってきそうだ。

道沿いの法面に真っ赤な彩りを見つけた。
よく見るとそこかしこにある。
カメラに望遠レンズをつけて覗いてみるとミヤマガマズミの実が色づいていた。

20071201 真っ赤に色づくミヤマガマズミの実(川場スキー場付近)
NIKON D80 70-300

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2007年12月 2日 (日)

雪虫

20071202yukimusi

仕事があって、12月1日に日帰りで川場村を訪ねた。
1時間ほどの会議のために往復で7時間程かけての川場行きだったが、まさに「師走」だなあ、などと思いつつ車を走らせていた。

仕事の前後に慌ただしく村内をまわったが、ホームグラウンドのヒロイド原には沢山の雪虫がふわふわと飛んでいた。

実は、タケさんのページや写真家の海野和男さんのページに紹介された雪虫の写真に触発されて、これは撮らねば!と思っていた。
とびきりのんびりしている一匹に目をつけて、しばらく追っていると真っ赤に紅葉したブルーベリーの葉にとまってくれた。

「雪虫」とは、粉雪が舞うように飛ぶ小さな虫の総称だが、晩秋から初冬にかけて、まるで近い降雪を告げるように現れる。
それ自体が雪のようだから雪虫なのか、降雪を告げる虫だから雪虫なのかは判然としないが、地域差もあるのだろう。

北海道では、トドノネオオワタムシが雪虫の代表だが、川場にはトドマツもヤチダモも存在しないので、たぶん違う種類なのではないだろうか。ケヤキヒトスジアブラムシの可能性が高いと思っているが自信はない。
写真の個体の大きさは約3mmほど。

20071201 雪虫(ヒロイド原)
NIKON D80 105MICRO (×1.4テレコン)

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2007年11月30日 (金)

太郎のイチョウ

20071130tarounoityou

太郎地区の大銀杏が見事な黄葉を見せてくれた。
推定樹齢は100年を超えるといわれている。
目通り周囲も3mを超える大木だ。

写真は11月18日。初雪の降る直前の景色だ。
大日堂の赤い屋根と青空、そして銀杏の黄色のコントラストが目に鮮やかだった。

20071118 大日堂の大銀杏(太郎地区)
NIKON D80 TAMRON18-250

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2007年11月25日 (日)

コンニャクの花芽

20071125konnnyakunohaname

ようじさんの蒟蒻畑で、「種玉」と呼ばれている栽培2年目の芋の掘り取り作業を見せていただきました。

マムシグサやウラシマソウや、このページでも紹介したホソバテンナンショウと近い仲間でよく似た花を咲かせます。

写真は種玉についた花芽ですが、これをひとつひとつ外していく作業が必要です。
というのも、花が咲いたコンニャクは、芋がしぼみ商品価値を無くすからです。
花芽の下には葉の芽が準備されていて、これを傷つけないように花芽だけを掻き取っていきます。
見学をさせていただいた日は、日差しの穏やかな暖かい日でしたが、この日の晩から川場は雪になりました。ようじさんの畑はこの日までで4割程度の掘り取りが済んだところだったそうです。寒風の吹く中、足下には雪があるような畑での掘り取り作業がまだ残っています。

20071118 花芽のついた蒟蒻芋(ようじさんの蒟蒻畑で)
NIKON D80 TAMRON18-250

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冬の彩(2)

20071125murasakisikibu

日本の森林(やま)は、夏よりも冬のほうが鮮やかな色があるように思う。
夏には強い緑に力負けをして目立たないだけだろうか。

ムラサキシキブの実も冬の森林に彩を添える。

20071117 21世紀の森
NIKON D80 105MICRO

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