カテゴリー「森林(やま)づくり活動の記録」の22件の記事

2008年7月22日 (火)

下刈り

20080722sitagari

7月12日~13日にかけて、今年度の第一回目の養成教室を開催した。
養成教室は、一年間に四回の教室が用意され、通年での参加申し込みを受け付けている。
四季折々に必要な作業を経験していただくためだ。

第一回目の今回のメインプログラムは“下刈り”。
“下刈り”とは、林地に人工植栽された苗木の生長を助けるために行う作業だ。
こうした種類の作業を、“育林作業”とか“保育作業”とかいう。
少し古い言葉では“撫育(ぶいく)”と呼んでいた。文字どおり、撫でるように慈しみながら育てるという意味である。
何故この言葉が使われなくなったのか分からないが、この古い言葉の方が私は好きだ。

下刈りは、数ある林業作業のうちでも、もっとも単純で簡単な作業だと言われる。
けれど、一方では「下刈りができれば一人前」とも言われる。
立っているだけで滝のような汗が噴き出すような炎天下で、ひたすらに草を刈る作業は、瞬発力よりは持久力が要求される。
苗木の背丈が低いときに行う作業なのだから、涼やかな木陰などは望むべくもない。

私たちの森林(やま)づくりでは、道具類の準備から片付けまでを経験していただく。
写真は、作業前に大鎌の刃を研いでいるところ。

研ぎが下手なうちは、草が切れずに息が切れる。

20080712 下刈り前の鎌研ぎ
NIKON D80 70-300

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2008年7月15日 (火)

ジャムづくり

20080715jamudukuri

7月12日から13日にかけて、“森林(やま)づくり塾”の中の一つの教室である“体験教室”を実施した。

川場村を肌で感じてもらおう。
川場の森林(やま)を実感してもらおう。
山村に暮らす者と都市で暮らす者が繋がることの楽しさ・大切さを実感してもらおう。
そして、そうした体験を通じて森林づくりの仲間になってもらおう。
そんなことを意図して実施しているのが、年に二回開催している“体験教室”だ。

今回の体験教室でも、様々なプログラムを行ったが、写真はそのうちの一コマ。

今この季節は、様々な木イチゴが川場の森林を彩っている。
そして、近年、村の主要農作物になりつつあるブルーベリーが収穫期を迎えた。
のんびりと林内を散策しながら、数種類の木イチゴを摘み、21世紀を迎えたことを記念してヒロイド原の一角につくられたブルーベリー園まで出かけてブルーベリーの収穫を楽しんだ。

夕方には、収穫した木イチゴとブルーベリーを使ったミックスベリージャムづくりにも挑戦した。
地元のお母さん達を講師に迎えて、和気あいあいとした教室になった。

洗って水を切ったベリーを鍋に入れて、ベリーの量の三分の一ほどの砂糖を加え、よく馴染ませたら中火にかける。
沸いてくるまでは、あまりいじらないのがポイント。
フツフツとあわだってきたら木べらで鍋底を擦るように大きく混ぜる。
木べらに付いた煮汁をコップの水に一滴たらした時に、ふわっと溶けずにコップの底に玉をつくるようになったら極上ミックスベリージャムの完成だ。

自然体験、農業体験、地元の方との交流体験と、3つの目的を贅沢に盛り込んだミックスベリージャムづくり。
楽しくて、美味しくて、ためになる。
こんな企画をまた考えていきたいものだ。

20080712 豪快に味見(なかのビレジ・森のキッチン)
NIKON D300 105MICRO

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2008年5月18日 (日)

“友好の森ナビゲーター”講習会

20080518sennkakyousitu

5月10日から11日の2日間、“森林(やま)づくり塾”の“専科教室”の一環として、“友好の森ナビゲーター講習会”を実施した。

“専科教室”は1年間に4回実施される“養成教室”の修了者を対象とする上級者向け講座だ。

今回の教室は、少人数(8名以下)の方々を友好の森に案内することができる資格である“友好の森ナビゲーター”資格の取得を目指される方々を対象者に迎えて実施した。

野外で活動における危機管理や、野外活動プログラムの作成、友好の森を人々に伝える工夫と配慮等々、多岐に及ぶ項目について、座学と実習の双方を繰り返しながら学んでいただいた。

今回の受講者の方々は、大変熱心に受講してくださり、その甲斐あって全員が合格し、晴れて“ナビゲーター”資格を手にされた。
これからは、私たちとともに、友好の森を多くの方々に楽しんでいただくための活動を展開してくださることだろう。

20080511 “友好の森ナビゲーター講習会”(森の学校)
RICOH GR DIGITALⅡ

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2008年4月 1日 (火)

植林

20080401shokurin

3月22日から23日の1泊2日で、森林(やま)づくり塾の養成教室を開催した。

森林づくりには、専門知識と確かな技術が必要だ。
やる気と勢いだけでは、森林を壊してしまったり、地域社会に迷惑をかけたりすることになってしまう。

こうしたことから、この塾では、1年間に4回、四季折々の作業経験を積んでいただくこととしている。
今回の塾は、この養成教室の2007年度最後の回だ。

国際的にも“植林ボランティア”などとして植林が注目されるが、本来、ある程度森林について学んだ人にしかできない行為であるはずだ。
いつ、どのような樹種を、どのような場所に、どのようにして植えるのか。
そして植栽後はどのような手入れが必要なのか。
そういったことを知らずに植えるのは無責任だ。

だから、私たちの教室では、最終回にいたってようやく「植林の資格が生まれました」ということで、植林の体験をしていただくこととしている。

コナラを中心に、イヌブナとヤマグリの植林を行った。
十数年経って、幹が一升瓶ほどの太さまで育った頃から、目に見えて豊かな生物層を誇る森林になることだろう。

20080323 植林作業(養成教室・ヒロイド原)
NIKON D300 28-200 

※この塾には、川場村あるいは世田谷区に在住・在勤・在学(いづれか)の方にしかご参加いただけないこととなっていますが、この条件に合致する方で、参加をご希望の方は“世田谷区民健康村”までお問い合わせ下さい。

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2008年3月30日 (日)

駒打ち

20080330komauti_2

体験教室の二日目にはキノコの駒打ちを行った。

キノコの仲間は、枯れ木を土に還すという重要な役割をもっている。

私たちの森林(やま)づくりでは、樹木だけに注目するのではなく、森林をかたちづくる複雑な仕組みをまるごと考えていきたいと思っている。
だから、“たらし焼き”づくりも、“駒打ち”も、森林づくりの一つなのだ。

この日も老若男女が、ナメコとヒラタケの駒打ちを通して、楽しみながら森林とキノコの関係について学んだ。

20080323 キノコの駒打ち(友好の森)
NIKON D300 28-200

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2008年3月27日 (木)

“たらし焼き”づくり

20080327tarasiyaki001

薄力粉にお味噌を入れて、そこに少しずつ水を注ぎ入れ、だまにならないように、ホットケーキの生地くらいの硬さによく溶いたら生地の完成。
ヒロイド原でみんなで摘んだ蕗の薹をよく洗って、細かく刻み、生地と一緒に混ぜ合わせます。
それをホットプレートでこんがりきつね色になるまで焼いたら、川場の郷土料理“たらし焼き”のできあがり。

今回の“体験教室”では、中野地区のお母さん達を先生に迎えて“たらし焼き”づくりに挑戦しました。

蕗の薹の他にも、長ネギを入れたもの、鯛焼きみたいにあんこを挟んだものもつくりました。

川場の森林は地域の人々が、川場の気候風土にあわせて、長い時間をかけてゆっくりとつくってきたものです。
郷土料理も、同じ人たちが育んできました。

どのようにして森林がつくられてきたのかを知るために。
どんな人たちが森林をつくってきたのかを知るために。
これから、どんな人たちと森林をつくっていくのかを感じるために。
もっともっと川場を好きになるために。

こんな美味しいものづくりも、森林(やま)づくりの一環です。
蕗の薹のほろ苦い味がお味噌の香りと相俟って春を感じる絶品でした!

20080327tarasiyaki002

20080322 “たらし焼き”づくり(なかのビレジ)
NIKON D300 28-200

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2008年3月25日 (火)

最年少参加者!

20080325sainennshou

3月22日から23日にかけて、“森林づくり塾”の“体験教室”と“養成教室”を同時開催した。

このうちの“体験教室”参加者の年齢の広がりは、なんと0歳~83歳に及んだ。

この誇るべき最年少参加者が、これからもコンスタントに森林に通ってくれたとすると、小学校卒業時には、すでに森林(やま)づくりのベテランだ。

もちろん、お父さん・お母さんに抱かれての参加だが、今回の教室のほぼ全行程をともに過ごすことができた。
森林の空気を肌で感じ、おとな達が作業にいそしむ姿を見ながら育った子どもが次世代の森林づくりの立役者になるだろう。

20080322 最年少参加者(なかのビレジ)
NIKON D300 28-200

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2008年3月 2日 (日)

チェーンソー講習初日(3)

20080302tyensoukoushuu002

目立て実習が終わると、いよいよ伐倒実習だ。
今回の講習会は、あくまでもチェーンソーを安全に使用するための講習会なのだが、重大事故が最も多く発生するのが樹木の伐倒時であるため伐倒の実習も講習メニューに入っている。

この写真ではよくわからないが、この日は昼頃から天候が崩れ、強い風とまとまった降雪に見舞われた。

風は樹木を揺さぶり、重心が狂うので伐倒方向を定めにくいうえに、倒れはじめるタイミングを見定めることも困難であるため、作業には慎重を要する。
また、足下の雪は足場を悪くし、安定した作業を阻害するし、吹き付ける風雪が視界を遮ったり、樹上に積もった雪が鋸断の際に作業者に降りかかるなど、とても危険性の高い作業となる。

天気の良い日に行う実習に較べると、難易度の高い実習となったが、ベテラン指導者を迎えてのこうした講習会が荒天時に行われたことは、受講者にとっては良い機会になったことと思う。

風が木々の枝葉を揺らしたら作業の手を止めて安全を確認すること。
足場の確保は充分に行い、安定した作業を励行すること。
等々等々、受講者には様々な注意が与えられた。

20080223 チェーンソーによる伐倒実習(友好の森)
NIKON D300 TAMRON18-250

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チェーンソー講習初日(2)

20080302tyensoukoushuu001

話が前後してしまったが、チェーンソー講習会初日のもよう。

室内での講義が終わった後で、まずはチェーンソーの目立ての実習が行われた。
写真は、チェーンソーの切り込み深さを調整する“デプスゲージ”と呼ばれる部分をヤスリで調整しているところだ。

この後、チェーンソーによる伐倒実習に移ったが、道具は手入れに始まって、手入れに終わる。
受講生達は、一刻も早く木を切りたかったことと思うが、安全な作業は道具の整備から始まることが講義でも強調されたために、皆とても真剣に実習に取り組んでいた。

20080223 チェーンソーの目立て実習(森の村)
NIKON D300 TAMRON18-250

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2008年3月 1日 (土)

チェーンソー講習2日目

20080301tyensoukoushuu2002 2月24日の朝、太いエンジン音で目が覚めた。
ひゅうひゅうと風の音もする。

なかのビレジの居室から駐車場の方を見ると、ビレジの職員がバケット式の除雪車で雪を掻いてくれていた。

まるで地吹雪のような状態で、辺り一面が乳白色にかすんでいた。20080301tyensoukoushuu2001_2 

少し風が弱まり、辺りが見えてくると、車の上には一晩で積もった雪がこんもりとしている。

車の雪を払うことから一日が始まると思うと、楽しい気分になってきた。

前日の伐倒実習も風雪の中での作業だったが、この日も雪と風を観ながらの実習となった。
朝食をとり、講習の場所となった“森の学校”にむかうと、森の学校周辺も一面の雪に覆われていた。

20080301tyensoukoushuu2003_2

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2008年2月28日 (木)

チェーンソー講習初日

20080228tyensoukoushuu

すでにお知らせしたように、2月23日から24日にかけて、里山自然学校が主催して、チェーンソーを安全に使うための“安全衛生講習会”を実施した。

写真は、初日最初の講義のようす。
チェーンソーの構造や物を切る仕組みなどを学んだ。
講師には“林業・木材製造業労働災害防止協会(通称「林災防」)”の群馬県支部から3名の方にお越しいただいた。

林業は、重大事故(死亡事故や後遺障害を残すような事故)発生率が全産業平均と較べて約6倍も高いという事態を解決するためにつくられのが林災妨だ。
防災グッズの開発・販売や安全意識を啓発するための教材開発などをおこなっているほか、このブログもリンクしている林業労働災害速報なども発信してくれている。
是非、定期的にご覧戴きたい。

この講義は、友好の森の中に設置された“森の学校”という展示や研修をおこなうための施設で実施された。
世田谷区と川場村から、併せて約20名の方々が受講してくださった。

20080223 チェーンソー講習初日の講義(森の学校)
NIKON D300 SIGMA10-20

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2008年2月27日 (水)

安全衛生講習会

20080226chiainsaw

森林づくり塾と茅葺き塾、それから農業塾の3つの塾は、“里山自然学校”という学校を構成している。

今回は、この里山自然学校の直営講座で、チェーンソーを安全に使うための講習会を開催した。
チェーンソーの構造から、分解整備、ソーチェーン(刃)の目立て、関連法規、そして伐倒実習におよぶチェーンソー浸りの2日間を過ごした。

この講座の様子はまた別便でお届けしたいと思っている。

ところで、私はこの騒々しい乱暴者がどうしても好きになれない。
森林の整備には、とても大きな力を発揮する道具には違いないのだが、やはりどうしても好きになれない。
自分で所有もしている。
講習会にももう何度も参加してもいる。
それでもやっぱり好きになれないのだ。
その理由については、このブログでも以前に書いたとおりだ。

じゃあどうして、その嫌いなものの講座など開いたのだという声が聞こえてきそうだが、嫌いだからこそ開催したのだ。
森林(やま)づくりは、楽しく安全でなければ長続きはしない。
そうした森林づくりのためには是非とも必要な講座だったのだ。

20080223 チェーンソー安全衛生講習会
NIKON D300 SIGMA10-20

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2008年2月 7日 (木)

コンニャクの加工

20080207konnyakuseihunn

これも“こどもやまづくり教室”での一コマ。

少し前にこのブログでも紹介したようじさんを小学生達と訪ねた。
ようじさんは蒟蒻芋の生産から製粉の過程までを手がける数少ない方だ。

川場の森林(やま)づくりを進める上で農業との関連を考えることがとても大切であることは何度も述べてきたが、特にコンニャク生産は川場の地域社会を守ってきた重要産業なので是非子どもたちにも分かって欲しかった。

写真はコンニャクの製粉工場。無数の木製の槌が絶え間なく製粉作業をこなしていた。

かつては、人力や水車などでこの作業が行われていたのだろう。
次の機会には昔のコンニャク生産を勉強してみたい。

コンニャクが、わが国の成立に少なからず影響を与えてきたことについては最近良書が出版されたので是非ご一読を。
武内孝夫:『こんにゃくの中の日本史 』、講談社現代新書、2006年初版

200712 コンニャクの製粉工場見学
NIKON D300 28-200

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2008年2月 4日 (月)

聞き書き報告会

20080204sontyou

これも昨年末の“冬のこどもやまづくり教室”の一コマ。

この活動には大学生達が“リーダー”として参加してくれているが、大学を卒業した後も陣中見舞いに来てくれることが多い。
写真はそうした一人が写してくれた。

今回の教室では、村内の10名の“達人”のもとを子どもたちが訪ねて聞き書きを行った。
既に紹介した“干し芋づくり”“養魚場の見学”もそのときの様子だ。

聞き書きの様子をまとめて宿舎の集会室で聞き書き報告会を行った。
この報告会には“達人”たちも駆けつけてくださった。
子どもたちは“村づくりの達人”として川場村長にもお話しを伺ったので、報告会にもお越しいただいた。

村行政のトップがこうして気さくに活動に協力してくれることも川場村の大きな魅力だ。

20070127 川場村長から子どもたちに向けて(聞き書きの報告会)
NIKON D300 18-200

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2008年1月24日 (木)

養魚場の見学

20080223iwananotigyo

昨年末の“こどもやまづくり教室”で淡水魚の養殖を手がけていらっしゃるお宅を見学させていただいた。

上州武尊山の懐に抱かれた川場村はその名のとおり大変水に恵まれている。
なにせ川場村に流れる河川は、全てその源流を村内にもち、他村から流入するものは一本もないのだ。

このとびきり上等の水が森林を育み、森林をとおった水は栄養を含み米や野菜を育てている。
そして、淡水魚の養殖も、もちろん豊かな水資源の賜物だ。

川場村と世田谷区の小学生たちに、様々な森林(やま)の恵みを実感して欲しかった。

子ども達との訪問をお願いすると、一見強面のご主人が最高のサービスで迎えてくださった。
写真は、ご主人が採卵し、孵化させたイワナの稚魚だ。
わざわざ子ども達が観察しやすいように小瓶に用意してくださっていた。
他にも、ヤマメやニジマスなど様々な淡水魚を何段階もの生長段階に分けて見せていただいた。

森林をまもること、まもった森林がもたらしてくれるもの。
そんないろいろを子ども達はきっと実感してくれたことだろう。

小瓶に入れたイワナの稚魚を見せてくれることも森林(やま)づくりだ。

20071227 淡水魚の養殖場を訪ねて(こどもやまづくり教室)
NIKON D300 105MICRO

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2008年1月20日 (日)

干し芋づくり

20080121hosiimo

農家が森林を育ててきた話はこのブログでも折に触れてしてきた。
子ども達にそんなこともわかって欲しくて、村内の干し芋生産者のもとを訪ねた。

原材料の芋の生産から、加工・販売までの過程について聞き書きを行った。
子ども達は、質問の内容に前日から頭を悩ませ、初対面の方にお話を伺うことに緊張して臨んだ。

ご自宅では、出していただいた干し芋を頬張りながら、様々なお話を伺うことができた。
収穫した芋の皮をむき、蒸してから乾燥させること。
何の味付けもせず、芋の味だけで深みのある味に仕上がること。
白濁せず艶のある濃い飴色に仕上がった干し芋が美味しいこと。
干し芋の生産を始めたおかげで、稼ぎ頭が冬期間も家に居ることができるようになったこと。等々等々。

子ども達は、また一層、川場が好きになったようだ。

実は、私自身は、これまで干し芋のことをやや敬遠していた。
ベターと甘ったるくて、少しほこりっぽくて、なるべくなら食べたくないと思っていた。
ところが、ところが!
生産者のお宅で出していただいた干し芋は、爽やかな果物のような香りと、極めて上品な甘さ、もちもちとした食感が一体となった、とびきり上等の逸品だった。
勧めて戴くままに、もう一つもう一つと手が伸びた。
もちろんそのままでも美味しいが、細かいさいの目に刻んでヨーグルトに入れても美味しそうだ。甘さを抑えた生クリームとあわせてケーキのトッピングにするのも良さそうだ。

丹誠込めた仕事をすすめる人との出会いを子ども達が忘れることはないだろう。

※干し芋は“春駒”という商品名。道の駅“田園プラザ”等で手に入る。

20071227 芋の乾燥(門前地区・こどもやまづくり教室)
NIKON D300 105MICRO

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2008年1月18日 (金)

惨敗・・・

20080118kodomoyamadukurikyousitu

昨年末に3泊4日で、小学生達と森林(やま)づくりを楽しんできた。
“こどもやまづくり教室”と名付けられた、この教室には川場村と世田谷区の小学校4~6年生、約50名が参加してくれた。

活動の拠点としたのは、“友好の森”と呼ばれる、面積約80ha、標高750~800mほどの森林だが、このときにはほとんど雪がなかった。
せっかく冬の川場で遊ぶのに雪が無いというのも寂しいので、スキー場の近くにある川場キャンプ場まで足を延ばしてきた。

積もる雪のなかで、ひっそりと、しかし力強く息づく自然に気づいて欲しかったのだが、小学生達は一面の雪景色に大興奮。雪だるまづくりや雪合戦に夢中になった。
なかには、雪面に残されたカモシカや野ウサギの足跡を見つけトレースする子どももいたが、全体としては雪遊びの半日となってしまった。

あれも伝えたい、これも伝えたいと考えていたのだが、教室のスタッフは雪の魅力に惨敗であった。

20071228 川場キャンプ場での雪合戦
NIKON D300 70-300

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2007年12月18日 (火)

養成教室(枝打ち)2007/12/09(1)

20071218youseiedauti

12月9日は本年度第3回目の養成教室を実施した。
何を養成する教室かというと、森林(やま)づくりに関わることのできる人(市民)を養成する教室である。

森林づくりは、やる気だけでは行うことはできない。
確かな知識と確かな技術、そして森林や人、里に関する配慮ができる人でなければ行えない活動だ。
もし、やる気だけで関わってしまうと、森林そのもを台無しにしてしまったり、地域社会に大きな迷惑をかけてしまうことになる。
足もとの悪い場所で、刃物を使い、重量物を扱う活動であるから、自らの命を落とす場合もある。

そこで、私たちの教室では、一年間、四季折々の作業体験を積んでいただき、座学のお勉強にも耐えていただくことにしている。
この教室を終了した方が森林づくりの入り口に立つ有資格者となると考えている。

今年度の教室も、多彩な参加者を迎えての実施となった。
写真の女性は御歳77才!78才のご主人とのご参加だ。
今回の教室では枝打ちを学んでいただいたが、アルミのステップラダーを用いての高所作業も経験していただいた。

20071209 養成教室での枝打ち(中野地区・友好の森)
NIKON D80 28-200

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2007年12月11日 (火)

専科教室(間伐)2007/12/08 (1)

20071211kyuodousagyou

12月8日に、中野地区の共有林組合・牧野組合の方々と世田谷区民とが一緒になって間伐と枝打ちの協働作業を実施した。スタッフも含めると100名近い大部隊となった。
両組合のメンバーも世代交代し、森林作業の経験が乏しい方々が多く、伐倒時の注意事項などを確認しながらの作業となった。

なかのビレジでの簡単な講義の後に、地元の方々の軽トラックの荷台に分乗し現場に向かった。

こうした協働作業の実施は、今年で5年目になる。
川場村での森林(やま)づくりも四半世紀を経たが、信頼関係で結ばれた協働作業を行うことが出来るようになるまでに20年近くかかったことになる。
焦らず、地道に森林づくりに関わってきた成果が一つ実ったように感じられて心から嬉しく思う。

20071208 中野地区の方々との協働作業
NIKON D80 28-200

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2007年8月17日 (金)

熊と競争!

20070827kobanohuyuitigo

ミズナラの巨木が群生する森の林床でコバノフユイチゴを見つけた。
冬場にも緑を保つユキノシタにも似た葉が名の由来だ。
エビガライチゴなどと同じように毛むくじゃらの殻が割れるとオレンジ色の実が顔を覗かせる。
小学生たちと早速味見をした。
幾分酸味が勝った爽やかな味のイチゴだ。
聞くところによると、ネズミや熊もこのイチゴが大好物で、殻が割れるとあっという間に彼らの胃袋に収まってしまいなかなか味わうチャンスに恵まれないそうだ。
川場村にも様々な種類の野いちご、木イチゴが自生しているが、この時期に実をつける種類が少ないことも彼らが狙う一因だろう。
この森にも熊の糞があちこちに見られた。

20070809 川場牧場
NIKON D80 SIGMA10-20

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2007年8月15日 (水)

巨木の森

20070815kyobokunohayasi_2

小学生達にミズナラの巨木を見せたくて川場牧場に出かけた。
牧場のはずれには、ミズナラやシラカンバの見事な巨木が林立する林がある。
私たちの森林づくりの本拠地である友好の森はまだまだ若い森林なので、巨木がない。
あと100年も経てばこんな景色になるんだということを感じて欲しかった。

人間どうしのつまらない諍いで森林が伐り開かれたり、枯れ葉剤が撒かれたり、爆弾が投下されたりしなければ、少し先には、すばらしい森林を見ることができるだろう。
人々の気持ちをガサガサに荒らさずに、ゆったりとした心を持ち続けることができればこんな森林で憩いたくなるだろう。

熊の痕跡を見つけたり、野いちごを頬張ったりしながら、子どもたちはしっかり巨木の森に浸っていた。

終戦記念日に

20070809 川場牧場 
NIKON D80 SIGMA10-20

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2007年8月12日 (日)

夏本番!

20070812kodomoyamadukuri1

川場村と世田谷区の小学生たちと森林(やま)づくりのための5日間を楽しんできた。
メインのフィールドは友好の森だが、村内各所を訪ね、様々なタイプの森林に浸ってきた。
写真は8月9日に行った川場牧場。
ミズナラの巨木林が放牧地と隣接している。
標高は約900mほどで、友好の森よりも少し高いところにあることや、牧草地と林令の高い広葉樹林の接する環境であることなどを子ども達に感じてほしかった。

ぬけるような大空に積乱雲。
川場も夏本番だ。

20070809 川場牧場
NIKON D80 SIGMA10-20

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